チャンネル録画一覧から見たい番組を選択して視聴するという場合、使い勝手は他の"全録"レコーダーと何ら変わりはない。

チャンネル録画一覧

UI(ユーザーインタフェース)のスピードが速いためストレスは感じないが、なにしろ番組数が多いため、チャンネル録画一覧の番組表だけを頼りに、好みの番組を探すのは手間だ。そのため、効率の良い視聴のためには、検索機能を利用することになる。

DMR-BXT3000のリモコン

リモコンの「おすすめ」ボタンを押すと起動する「似たものおすすめ」機能

チャンネル録画での検索機能はいくつか種類がある。番組を再生中に、リモコンの「おすすめ」ボタンを押すと、「似たものおすすめ」機能が利用できる。「似たものおすすめ」は、視聴中の番組に内容が近いと思われるものをサムネイル表示する機能だ。また、リモコンの黄色ボタンを押すと、「似たもの検索」機能が利用できる。現在視聴中の番組名と、それに近い内容の番組名がリスト表示され、この文字列で番組検索を行う機能だ。番組名の文字列は編集が可能で、ここから新規の検索を行うこともできる。

視聴中のものに近似したタイトルの番組を検索する「似たもの検索機能」

検索文字列は編集可能

新規の文字列を入力することもできる

検索結果

ホーム画面にある「あなたへのおすすめ番組」「みんなのおすすめ番組」「旬のキーワード」は、インターネットに接続した状態でのみ利用できる機能だ。また、「アクトビラ」「もっとTV」「動画共有サイト」「1カ月の番組表」「注目番組」といったサービスも、もちろん、インターネットに接続する必要がある。

インターネットに接続すると利用できる「旬のキーワード」

上の写真は「旬のキーワード」を表示したところだ。ここから、このキーワードを使って番組検索を行うことができる。「あなたへのおすすめ番組」は、ユーザーの視聴傾向からおすすめ番組をリストアップする機能で、「みんなのおすすめ番組」はディモーラユーザーの録画ランキングで番組をリストアップしたものだ。

「あなたへのおすすめ番組」

「みんなのおすすめ番組」

ディモーラは、ディーガユーザーのための会員制のサービスで、これから放送される番組に対しての情報を提供するものだ。DMR-BXT3000ではこれに加えて、放送済みの番組に対しての情報提供のサービス「ミモーラ」も利用できる。ミモーラの会員になることで、シーン単位での検索「ミモーラ検索」を行うことが可能だ。ミモーラのサービスは有料で、月額315円の費用がかかる。

シーン情報を提供・共有するサービスは、他社のレコーダー、例えば東芝のタイムシフトマシンの場合は特に登録の必要はなく、ネットにつなげるだけでシーン検索やおすすめ番組の紹介など、さまざまな機能を使うことができる。もちろん、サービスの利用のための費用はかからない。DMR-BXT3000で、シーン検索サービスが有料になっているという点は、"全録レコーダー"としては後発となるだけに、少々考えさせられる部分だ。

シーン検索を可能にする「ミモーラ」のサービスは有料

次ページ: 1チャンネル単位での管理が意外と便利