【レビュー】
キヤノン「EOS 5D Mark III」は、35mmサイズの有効2,230万画素センサーを搭載したデジタル一眼レフだ。フルサイズならではの高画質を気軽に味わえるカメラとして、今春(2012年3月)の発売以来、好調なセールスを記録中。ここでは、薄型の単焦点レンズとの組み合わせで少しアクセントを加えた実写レビューをお伝えしよう。
画質の良さには惹かれるが、フルサイズ一眼の大きさと重さには二の足を踏んでしまう……と考えるカメラファンは少なくないはず。今春登場したキヤノンの中級フルサイズ機「EOS 5D Mark III」は、重量950g。キットレンズを含めると1.6kg超にもなる。同社のフラッグシップ機「EOS-1D X」に比べると軽量とはいえ、ミラーレス機やAPS-Cサイズのデジタル一眼に慣れているユーザーにとっては、ズッシリとした重みを覚えるだろう。
そんなフルサイズ機の重さを負担に感じる人にオススメしたいのが、小さくて軽い単焦点レンズだ。一般的に、フルサイズの高画質を引き出すには、それに見合った高級レンズ、キヤノンの場合は「L」レンズが必要といわれることが多い。しかし、Lレンズの多くはヘビー級ともいえる重さがネック。重さが負担になって持ち出す機会が減ってしまうのは本末転倒である。Lレンズ以外の単焦点レンズであっても、フルサイズ画質の魅力は十分に味わえるし、撮る楽しみという点ではズームレンズ以上に使いこなしがいがある。
中でも、圧倒的な携帯性のよさを誇り、最近の個人的にも気に入っているのは、2012年6月に発売された「EF40mm F2.8 STM」(以下、EF40mm)だ。フォーカス駆動系にステッピングモーターを採用することで、シリーズ最薄・最軽量を実現した単焦点のEFレンズである。
このEF40mmをEOS 5D Mark IIIに装着した場合の使用時重量は1,080g。エントリー機「EOS Kiss X6i」に高倍率ズームを組み合わせたレンズキットとほぼ同じ重量で、これでもまだ軽いとはいえないレベルだが、個人的には散歩用に気軽に持ち出そうと思えるギリギリの重さだ。
しかも、レンズの全長はわずか22.8mmしかなく、ボディを含めたカメラ全体の奥行きは非常に短い。取り回しに優れ、ストラップを首や肩に掛けたときのバランスもいい。小さなショルダーバッグにすっぽりと収まる点も気に入った。
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撮影モード:絞り優先AE(F5.6 1/2000秒) / 露出補正:-0.3/ 感度:ISO100 / WB:太陽光 (オリジナル画像を見る:5,760×3,840ドット) |
撮影モード:絞り優先AE(F2.8 1/1600秒) / 露出補正:-0.6/ 感度:ISO100 / WB:太陽光 (オリジナル画像を見る:5,760×3,840ドット) |
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