4月28日、29日の2日間に渡り、幕張メッセで開催されたニコニコ動画史上最大のフェス「ニコニコ超会議」。

「ニコニコ動画を地上にだいたい再現する」をコンセプトに行われた本イベントには、2日間で合計9万2,384人が来場。まさに"日本のサブカルチャーの最前線"と呼ぶにふさわしいイベントとなった。

筆者も1人の"ニコ厨"として2日間ぶっ通しで参加してきたのだが、そこで感じたニコ動ユーザーたちによる圧倒的な熱は、正直いってどう記事にまとめればいいか困るほどのボリュームであった。本記事ではそんなニコニコ超会議の盛り上がりを少しでもお伝えすべく、写真を中心にイベント全体を振り返っていこうと思う。

2日目の入場の様子。会場は有料ゾーン(画面左)と無料ゾーン(画面右)に分かれていた。腕につけたリストバンドを提示することで入退場が自由に行える仕組みだ

ニコニコ超会議が貸し切ったのは全8ホール。1~3ホールまではチケットがなくても入場できる無料ゾーン。ここでは痛車展示や物販などの他、数多くの企業ブースが立ち並び、比較的ニコ動カルチャーに精通していなくても楽しめるエリアといえる。逆に4~8ホールはユーザー主体のブースが中心となる有料ゾーンとなっており、ニコ動カルチャーの濃い部分が凝縮された"ニコ動ユーザーによるニコ動ユーザーのためのエリア"だ。

「痛車」とはアニメなどのキャラクターで車体を装飾した自動車のこと。全国から選りすぐられた60台がニコニコ超会議に集結した

痛車は何も自動車だけとは限らない。バイクを改造したこの作品も立派な痛車だ

企業ブースではアイドルのライブなどの他、ニコ動ユーザー出演のイベントなども開催されていた

物販では最新テクノロジーを駆使したグッズ「脳波を検知して動く猫耳」も販売されていた。なんと2時間で3000個を売り上げたという

また、ホールのど真ん中には「ニコニコ神社」が建立され、多くの参拝(?)客が訪れた。ここではご神体の代わりにニコニコ生放送のカメラが設置されており、会場の様子が全国へと中継されている。……続きを読む