「東急プラザ 表参道原宿」が18日、都内の表参道・原宿エリアにオープンする。アパレルや雑貨のみならず、ライフスタイルまで含めた旬のファッションを提案していくという。

「東急プラザ 表参道原宿」外観。屋上に木々の繁るテラス"おもはらの森"が浮かぶ"ファッションテーマパーク"に

「東急プラザ 表参道原宿」では、"「ここでしか」「ここだから」をカタチに"というコンセプトの下、日本のファッション・カルチャーシーンから初出店・新業態をそろえた全27店舗で構成されている。その中から、メンズを中心に注目のショップをいくつか紹介していこう。

日本初上陸ブランドから、世界最大級のグローバル旗艦店まで

「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の外観

広々としたメンズフロア

まずは日本初上陸となる人気カジュアルブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」。明治通り沿いに入口があり、メンズフロアは地下1階。広々とした店内にアメリカンカジュアルをそろえた。

「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」のおすすめは、同店舗とニューヨークでしか展開していないというTシャツ。日本では「ここでしか入手できない」というレア商品だ。他にも、500万本売り上げたという実績があるデニムパンツも豊富で、とくにスリムストレートジーンズが人気だという。また、グラフィックTシャツは2枚目が半額になるというキャンペーンを行っている。

表参道原宿店とニューヨーク点のみで扱うTシャツ

2枚目が半額になるというグラフィックTシャツ

もちろん、デニムパンツも豊富にそろっている

同じく1階の入口から展開する「トミーヒルフィガー」は、世界最大級のグローバル旗艦店としての出店。3フロアから構成されており、1階のメンズコーナーではテーラードのセミオーダーサービスを展開。この表参道原宿店のみの取り扱いとなる。「トミーヒルフィガー」らしいジャケットやシャツの着こなしを試してみてほしい。

ゴルフウエアもそろえており、ビジネスシーン以外のオフの着こなしも可能に。地下ではデニムのみを扱い、ボトムスはもちろん、トップスもアメリカンカジュアルに必須の商品を多数用意している。

「トミーヒルフィガー」1階ではメンズカジュアルを展開

テーラードのセミオーダーサービスはここだけ

地下にはデニムブランドのコーナーが

旗艦店として新業態・初出店となる「The SHEL'TTER TOKYO」にも注目したい。メンズラインの展開はないものの、センスのいいブランドをそろえたセレクトショップは、見ているだけで刺激になる。

「The SHEL'TTER TOKYO」の広々とした店内

2階では雑貨も扱っている

日本のマンガ文化がコンセプトの店舗も

ポップアップスペース「OMOHARA STATION」では、日本初上陸のリバーシブルデニムブランド「BLUELAB」を展開。ストレッチ素材を使ったデニムパンツは、なんとリバーシブルになっており、表裏で違った表情を持った2通りの着こなしができるという、画期的なボトムスだ。たとえば、表は黒いシンプルなデザイン、裏はヘビ柄という商品もあり、まったく正反対の着こなしができる。このデザインはメンズでは取り扱いがないものの、「スキニーなパンツが好きな男性なら、レディスでも着こなせるはず」とスタッフもおすすめする商品だ。

ポップアップスペース「OMOHARA STATION」で展開中の「BLUELAB」

デニムパンツはすべてリバーシブル(写真はレディスパンツ)

「OMOHARA CAFE」の外観

写真手前は「BLUELAB」とコラボしたドリンク。奥がスイーツを串に刺した「OMOHARAドック」

「OMOHARA STATION」には「OMOHARA CAFE」を併設。片手で食べられるスイーツ「OMOHARAドック」や、「OMOHARA STATION」で展開するブランドとのコラボドリンクなどを展開していく。

メンズで注目したいのが、「ZUCCa」や「Ne-net」を展開するA-netが出店する「HUMOR SHOP」。ここはもともとネットショップだが、今回はリアルショップとして初出店となる。ネットショップで扱うブランドの商品をここでも扱い、ネットとリアルの両方でショップを展開することにより、実現できるサービスを提供していく。ブランドを横断したコーディネートができるのも楽しい。

もちろん「Ne-Net」の人気キャラ「にゃー」のコーナーも展開しており、メンズサイズもそろえている。AR(拡張現実)技術を使った新世代のフィッティングサービス「AR Fitting by A-Net」は、実際に店舗に行って体験してほしいサービスだ。

ブランドを横断した展開になる「HUMOR SHOP」

「Ne-net」の人気キャラ「にゃー」のコーナー

雑貨では、日本のマンガ文化をコンセプトにした「Tokyo's Tokyo」が面白い。2009年、羽田空港にオープンし、新しい東京土産を提案した「Tokyo's Tokyo」のブランド・テイストをそのまま活かし、別の視点での「東京らしさ」を突き詰めた新しいカルチャーエッセンスを持つショップとして展開している。店の棚はマンガの「コマ割」を表現。ひとつひとつの棚に、ひとつのマンガに関連したグッズを集めた「編集系」のショップとなっている。日本独自の文化である「マンガ」を、ひとつテーマとして展開する注目して行きたい雑貨ショップの登場だ。

「マンガ」をテーマとしたショップ「Tokyo's Tokyo」

棚はコマ割。集中線を施した棚も

こんな店内装飾も。気分は孫悟空!?

「AppBank Store」は、iPhoneやiPadなどのモバイルユーザー向けのショップ。店内で展開する商品の90%がiPhoneケースで占められており、自分にぴったりのケースを探すことができる。他にもイヤホンやスピーカーなどのアイテムを用意。1,680円で保護フィルムフィルムを貼り付けてもらえる独自のサービスもあるとのこと。

iPhoneユーザー注目の「AppBank Store」

壁面いっぱいに展開されるiPhoneケース

「STARBUCKS」はアートとコラボしたギャラリーにもなっている。サラダプレートなどのワンプレートと、パンとの組み合わせメニューも

ショッピングの後は、6階フロアで展開する「STARBUCKS」で休憩するのもいい。広い店内は環境に配慮したつくりになっており、木目を多く使いゆったりとした空間に。店舗に併設されたテラスで食事を取ることもできる。表参道原宿店ではベーカリーを店内で焼いており、できたてのパンやパイなども注文できる。ランチにおすすめのワンプレートも展開している。

表参道・原宿エリアの新スポットとしてオープンする「東急プラザ 表参道原宿」。ラフォーレ原宿や竹下通りの店舗などとはまた違った客層の取り込みに期待できそうだ。