3月にスイス・バーゼルにて開催された高級時計と宝飾の祭典「BASELWORLD 2012」。マイナビニュースでもレポートをご紹介しているが、取材中の我々のポケットには、(当時)発売を間近に控えたカシオのコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-ZR20」の試作機が常に入っていた。今回はBASELWORLD 2012の記事本編では掲載機会のない写真も含めて、私と担当編集H氏とのEXILIM EX-ZR20のレビュー対談(っぽい居酒屋トーク)をお届けしたい。

フットワークが軽くて広角や暗い場所にも強い「EX-ZR20」

青木「今回のバーゼルワールドの記事、ブースの写真って実はHさんがEX-ZR20で撮っているものも多いんですよね。」

編集H「そうですね。まだ掲載予定の記事が山ほど残っていたりもしますが、そこでもEX-ZR20で撮った写真がたくさん出てくると思います(原稿お願いしますね)。」

青木「(藪蛇…)広角側が25mmとワイドなので、風景や大きい被写体を撮るのに向いているんですよね。会場は人があふれているし、通路もそれほど広くないから後ろに下がれない。だから、この広角は大きな武器だと思う。」

BASELWORLD 2012の会場。現在改装中で、来年は新しい会場フォーマットで開催される予定

広角25mmは迫力十分。手軽に印象的な写真が撮れるEX-ZR20は、日常のスナップから旅行までさまざまなシーンで活躍する

ドイツのフランクフルト空港。ガラス張りの天井が未来的!

払暁のバーゼル。これはドイツ側駅で、別にスイス側駅がある

編集H「ビジネスマンが出張に持って行っても活躍するでしょうね。今回のようなイベントや建築関係の現場、プラントを撮影して報告書を作る、なんてときにもってこい。高速連写合成とノイズ低減処理のおかげで暗所にも強いですし。」

青木「ズーム倍率は光学8倍なんだけど、これはどう? 私は特に不満を感じなかったんですよ。いざとなったらマルチ超解像ズームを使えば16倍になるっていうのもあるけれど、普通の旅行なら8倍でも十分だなぁ、と。たとえばこの写真とか。」

鉄橋の上に座って夕日を見ながら談笑する人々。さすがに若者ばかりだが、女性の姿も多い

下を通る人々を見ればわかるとおり、結構な高さ。手すりもなく、落ちたらかなりヤバイと思うのだが…

編集H「これは、フライブルク() のブライスガウ駅前ですね。夕方、鉄橋の上に若者が大勢座ってるんですよね。危ないよなぁ。夕日を見ながらだべっているんでしょうけれど…。別に酔っぱらいでもないみたいだし。」

※ フライブルク
ドイツ南部、スイス/フランスとの国境付近に位置する地方都市。環境先進都市として有名

青木「もう少しで決定的瞬間が撮れるかなぁって。」

編集H「そんな写真、載せられませんよ…。」

青木「やっぱり(笑)。でも、こういう写真が撮れるのも、EX-ZR20が軽くて小さいから。とにかくフットワークがいいですよね。持ち運びやすくて、取り出しやすい。電源オフ状態からでもから再生ボタンひとつですぐ再生できるし、そこからシャッターボタンを押すとすぐ撮影ポジションになる。」

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