カプコンの注目タイトル『アスラズ ラース』が2月23日、PS3/Xbox 360ソフトとしてついに発売された。本作は熱血マンガ風ストーリーや、地球よりはるかに巨大な敵に挑むド迫力のバトルなど、非常に「燃える」作品となっている。
本作を開発したのは、『NARUTO-ナルト-ナルティメット』シリーズなどを手掛けたサイバーコネクトツー。アクションはもちろん、演出にも定評があるメーカー同士がタッグを組んだだけに、非常にドラマチックな作品に仕上がっている。
本作の舞台は「神国トラストリム」と呼ばれる唯一の巨大国家が中心となって支配する世界。この世界には神人類も手を焼く程の問題が存在していた。それが、大地の穢れから発生するとされ、神々や人間、文明を本能的に襲う魔物「ゴーマ」である。何の力も持たぬ人間たちは、ゴーマの襲撃に脅かされながら神にすがり、辛うじて日々を生きていた。
神軍を指揮する8人の神々――アスラたち「八神将」は、ゴーマの根源たる「ゴーマ・ヴリトラ」と血戦を繰り広げ、辛くも勝利を収める……というのがプロローグとなる。
本作の主人公は、八神将の1人である「アスラ」。ストーリー序盤でアスラは同胞である七人の神々の裏切りにあい、娘を奪われ、妻も殺され、その命までも絶たれてしまう……。しかし、死すとも消せぬ怒り、そして謎の「金色の蜘蛛」の導きによって、彼は現世へと甦る。尽きることのない怒りを具現化し自身の腕と化して闘う、それが本作の主人公アスラである。
『アスラズ ラース』で特徴的なのがストーリー構成だ。本作では、章仕立てでストーリーが進み、アニメや海外ドラマのように「サブタイトル」→「Aパート」→「アイキャッチ」→「Bパート」→「次回予告」で1話が構成される。盛り上がったシーンでアイキャッチや次回予告が入るので、とにかく毎回「燃える展開」の連続なのである。
操作に関しては、アナログスティックで移動、[×]ボタンでジャンプ、[○]ボタンでアタック、[△]ボタンで「ヘビーアタック」、[□]ボタンで遠距離攻撃の「シュート」、[R1]ボタンで回避といったアクションが用意されている。
そのほか[L1]ボタンでターゲットをロック(右スティックでターゲットの変更が可能)、敵の攻撃に合わせて表示されるボタンを押せばカウンターで反撃と、高度なアクションを楽しむこともできる。
常識を仏(ブッ)壊す、怒(ド)迫力の神国トラストリムは気合だけでは生き残れまい……次項では、幾多の血戦を潜り抜けてきた豪腕・ぱぴいが熱血始動!!――続きを読む