業平橋駅は、さすがにスカイツリーの最寄り駅。目の前にドカン! と見えるスカイツリーの迫力とインパクトは相当なもので、これには子どもたちも大喜び。

予備知識があれば、目の前のスカイツリーを見る目も自然と変わってくるというもの

スカイツリーのイメージキャラクター「ソラカラ」ちゃんと記念撮影もできる

また、駅のすぐ近く、スカイツリーのほぼ正面に「東京スカイツリーインフォプラザ」がある。スカイツリー建設にまつわる年表や、子どもでも楽しめるクイズコーナーもあり、短時間で楽しめるからオススメ。

関連グッズの販売コーナーも併設。「スカイツリーが飛び出して見える"ステレオ3Dビュアー"をお土産に買ったよ!」

窓口では「東京スカイツリー周辺ガイドマップ」を配布している。これをもとにEX-H20Gでオリジナル周辺マップも作成可能!?

あ、ホントだ、完成時の高さは634メートル、と書いてある! イメージキャラクターのソラカラちゃん曰く「"ムサシ"と覚えてね!」。なるほど。

デザートは、東武橋横の甘味処「さくらCafe 向島」の名物「スカイツリーパフェ」をぜひ。その名に恥じぬ大きさ(63cm)に、誰もがビックリするはず! わが家では4人で分け合って食べました

「さくらCafe 向島」は、「さくらの人形焼き」も美味しい。わが家のオススメは全員一致でピンク。味見もできる

東武橋から押上方面にかけての北十間川沿いは、スカイツリーをもっとも近くで見ることができる「お膝元」で、いわば見学と撮影のメッカ。スカイツリーの高さがいよいよ500mを超え、加えて休日ということもあって、老若男女問わず多くの人々で賑わっている。一眼レフを提げている人も多い。

「さくらCafe 向島」の待合席の京和傘を入れて撮ってみた。フラッシュを使って和傘の受骨をキレイに出してあげるのがポイント

皆立ち止まっては、上空を見上げてシャッターを切っている。そう、ここからだと写真を撮るには近すぎて、どうしても見上げた写真になっちゃうのだ。広角側が弱い(焦点距離が長い)レンズを装着したカメラだと、スカイツリー全体は画面に収まりきれないかも。

午後、東武橋付近にスカイツリーの模型を持って現れるおじさんがいる。この模型が良くできていて、電飾まで仕込まれているという懲りよう。本物と一緒に写真を撮らせていただいた

東武橋~押上までの北十間川沿いは、スカイツリーの全体像を写すことができる場所。三角錐状の基部が上に行くに従って円錐に変化するラインが美しい

浅草通りから一本通りを入った「天祖神社」の境内では、スカイツリーと狛犬のツーショットを撮影。ただし、その前にお参りをお忘れなく

押上駅交番前を過ぎて、北十間川沿いをさらに歩くと十間橋がある。ここからは、川面に映る逆さ富士ならぬ「逆さスカイツリー」が美しい

EX-H20Gの焦点距離24mm(相当)からの広角側は、スカイツリーの撮影でも大活躍。加えて、このような逆光環境でも、フラッシュを使って非常に自然に調光してくれる。ちなみに、これは息子が撮影

光学10倍ズーム+超解像処理により、光学ズーム端から約1.5倍まで、解像感のある高品位な画質のままズーム倍率の伸長が可能。350mの第一展望台も手ブレせずにクッキリ!

ボランティアの方々が、スカイツリーと一緒に記念写真が撮れる凸面鏡を用意してくれていた。…が、撮影は結構難しい! スカイツリー周辺にはこういった鏡があちこちにある

北十間川沿いのスーベニアショップ「バラエティギフトさくら」で見つけたキーホルダー。まだ完成前なのに、なぜか昭和の香りがするのはお土地柄か

今回の昼食は「そば遊膳 いちりきや」で。「スカイツリーそば」(1,890円)なるメニューを目にするも、聞けば予約制とのこと。残念。興味のある方は前もって予約を

なので、もり蕎麦を戴いた。新蕎麦の爽やかな風味とシャキッとした歯応えが絶妙。私はもちろん、大の蕎麦好きの子どもたちも納得の味

秋の陽のみならず、冬の陽もまたつるべ落とし。みるみる陽は傾いていき、スカイツリーも金色に染まり始める。ここはぜひ会心の一枚、「夕陽とスカイツリー」をバッチリ収めたいところだ。

日付や時刻とともに、地名も写真に焼き込むことができる。記録としての写真撮影を重視する人に嬉しい機能だ

肝心なのは、夕陽とスカイツリーの位置関係。夕陽の沈む位置(方角)は季節によって変わるので、夕陽の撮影ポイントとしての特定の場所はガイドマップにも載っていない。そこで一番の得策は、現地の人に聞くことだ。今まで挙げてきた撮影ポイントに行けば、気のいい写真好きの方々がたくさんいる。みなさん話し好きだから、どんどん情報交換して最高の一枚を手にしようじゃないか。

「パパ、撮影広場っていうのがあるんだって。今はそこがいいって、おじいさんが教えてくれたよ。」

お、おぅ、仕事が早いな…。早速、EX-H20GのGPS地図で現在地を確認して「撮影広場」との位置関係を把握、移動する。小一の娘はすでにお疲れモード。ゴメンな、こんなことに夢中になってしまうパパを許しておくれ、と詫びながら娘を背負う。家族を連れて行く、なんていってたけれど、私自身が一番楽しんでいるような気がしないでもない。

そして、撮影した写真がこちら。本日最後にして最高の一枚になったと思う。

押上一丁目の交差点から東武伊勢崎線の踏切の方角へ歩くと、線路端に撮影用の台が設えられている。順番に交代で撮影をする場所だが、タイミングが良ければ、このように通過電車を入れ込むことができる。ベストショットの「夕日」モードを使用

GPSカメラで作る「写真地図」

帰宅後も楽しめるのが、EX-H20Gのすごいところ。PCにコピーした写真データをPicasaで管理すると、写真に「ジオタグ」ボタン(GoogleEarthとの連動ボタン)が表示される。これをクリックするとGooogleEarthが起動し、Exifに記録された緯度経度情報に則って、写真が衛星写真上に配置されていくのだ。

撮影した写真はPicasaで読み込んで管理する。日付管理と地図連動だけでなく、本格的な各種補正作業も行える

撮影した写真で地図が埋まっていくのを見ると、旅の思い出の輪郭がより明確になっていく。

移動経路はログとしてKLM形式での一括バックアップができる(ファームのバージョンがV1.01であることが必要。1.00の場合はカシオのWebサイトからバージョンアップが可能)。GPSロガーとしても活用したいユーザーのニーズに応えてくれる

今回撮影した写真の数々をGoogleEarthに読み込み、さらにバックアップしたKLMデータをドラッグ&ドロップした状態。黄色い線が移動経路

「うわぁ、こんなにたくさん歩いたんだね!」「写真地図だね。すごいね!」

「写真地図」か。いい言葉だね。思い出を重ねていくということは、こうやって、自分の地図に楽しい思い出を貼り付けていくことかもしれないね。また行こうね。

写真をフォルダから直接GoogleEarth画面にドラッグ&ドロップしても、撮影地点に貼り付けてくれる。これだけでも十分楽しい!

なお、今回掲載した撮影ポイントおよび耳寄り情報の写真は、すべて緯度経度情報付きの状態だ。これらをダウンロードしてGoogleEarthに読み込めば、撮影された地点に写真が表れる。GPSカメラで撮影した写真ならではの楽しさを、ぜひご体験いただきたい。もちろん、EXILIM EX-H20Gユーザーの方なら、SDカードの「DCIM」フォルダにコピーしてカメラの地図上に表示させることができる。

さぁ、あなたも次のお休みに、GPSデジカメと東京スカイツリーへ出かけてみませんか?