G-SHOCKをはじめとするカシオのウォッチを取り揃えたコーナーが、ジェイアール名古屋タカシマヤ10階の時計売場に、先月末オープンした。約250アイテムという豊富なカシオ製品を陳列し、カシオ専用としては国内最大規模を誇るコーナーだ。G-SHOCKファンのみならず、これから時計の世界に足を踏み入れたいと考えるビギナーでも気軽に立ち寄れる売場を目指し、カシオではこのコーナーを「GATE(入り口)」と命名した。

カシオ新設コーナー前には、5月11日までのオープニング期間限定でG-SHOCKオリジナルキャラクター「G-SHOCK MAN」が登場

そんな新コーナー「GATE」は、どんなショップなのか。ジェイアール名古屋タカシマヤ 時計売場のマネージャーをつとめる北島朋和さんに話を伺った。

――この時計売場全体では50を超えるブランドを扱っているそうですが、新コーナーを開設するにあたって、数あるブランドの中からカシオを選んだ理由は何でしょうか?

ジェイアール名古屋タカシマヤ 時計売場マネージャー 北島朋和さん

北島「不況の影響などで、最近の時計業界は全体として厳しい状況にありますが、特に落ち込みが目立つ輸入時計に比べると、国産時計はまずまず堅調と言えます。そんな国産ブランドの中でも、突出してカシオウォッチの売り上げは良好です。これまでに期間限定のイベントという形で、カシオ製品にスポットを当てたフェアを開催したことがありますが、その期間中は売り上げが大きく伸びたという実績もあります。このことがカシオコーナー導入のいちばんのきっかけです。

もう1つ、若い層に向けた商品が充実していることも、カシオを選んだ大きな理由です。当店の主要顧客は非常に若く、30代前半の方が大勢いらっしゃいます。カシオの時計は、どの年代にも対応できる幅広いブランドのラインアップがあり、当店の主要顧客層をターゲットにした品揃えにも十分対応できます。

特に、カシオのいちばんの強みともいえるG-SHOCKの商品を拡充することで、20代から30代の若いお客様に対しての訴求力をさらに高められると考えています」

――新設したカシオコーナー「GATE」の特徴を教えてください。

北島「ジェイアール名古屋タカシマヤの10階にある時計売場に隣接し、以前はイベントスペースとして利用していた約15平方メートルの場所をカシオウォッチ専門のコーナーとしてリニューアルしました。ここにはカシオの主要ウォッチ約250アイテムを取り揃え、お客様が気軽に訪れ、数多くの商品をゆっくりと吟味できるように配慮しています。

約250アイテムという豊富なラインアップで、「ビジネスやプライベート、あるいはスポーツや趣味など、お客様の個性に合ったウォッチが必ず見つかります」と北島氏

一般的にデパートの時計売場といえば、非常に高級なイメージがあり、若い人の中には気軽に訪れるにはハードルが高いと感じる方がいるかもしれません。また、従来までの傾向としては、例えば結納返しといった特別な目的を持って時計を購入される方が多かったとも言えます。もちろん、ブライダル関連のお客様は今でも大切にしていますが、最近では、時計のファッション的な要素がいっそう高まり、ファッションアイテムとして時計を求めるお客様が増えています。

つまり、ビジネスやプライベート、スポーツといったさまざまなシーンに応じて、着替えるように時計を付け替える楽しさ。そんなTPO別の時計選びができる場が、このカシオの新コーナーなのです」

――携帯電話の普及によって、特に若い世代の時計離れが進んでいると言われていますが。

北島「確かにその傾向はあり、単純に時間を知る機能としての時計であれば、携帯電話で十分かもしれません。しかし、自分の個性を表すファッションアイテムという側面では、今後とも需要はまだまだあると思いますし、大きな期待をしています。

北島マネージャーのおすすめは、「GA-110」シリーズ。「デザインが異なるモデルを2、3個購入して、その日の気分や服装に応じて付け替えるのも楽しいでしょう。これらの大胆なカラーリングのG-SHOCKに関しては、名古屋の中では当店がいちばんの品揃えになると思います」

特にカシオウォッチの場合、定番デザインを持つオーソドックスな時計が揃っている一方で、非常にカラフルで遊び心に満ちた時計もあります。さらに、ダイビングや山登り、スケートといったアウトドアシーンに似合う商品も充実しています。趣味や好みに応じてそれらを選び、身に付けることで、自分自身の個性を表現できるのではないでしょうか」…つづきを読む