【レポート】

Gumblarに限らない、包括的なセキュリティ対策を - マカフィー1月レポート

    c-bou  [2010/02/14]

    マカフィーは、2010年1月のサイバー脅威の状況を発表した。これは、日本国内におけるマカフィー社のデータセンターが捕捉したウイルスなどの集計をも とに、各項目ごとのトップ10を算出したものだ。

    ウイルス

    2009年末から、Gumblar(ガンブラー)によるDrive by Download攻撃は、高いレベルで続いている。ランキングもそのことを反映した結果となった。JS/Redirector.d、JS /Redirector.e、JS/IFrame.gen.d、Exploit-ObfuscatedHtmlは、改ざんされたWebページに仕込まれた JavaScriptやhtmlである。これらのスクリプトによって、別のWebページにリダイレクトされる。表1の検知会社数では、上位にランクされて おり、相変わらずGumblarなどの攻撃が活発であることと推察できる。

    Exploit-MSDirectDhow.bは、Internet Explorerの古い脆弱性を攻略する不正なスクリプトで、Gumblarとは異なるDrive by Download攻撃に利用されている。今年になって、被害が拡大している傾向がある。Gumblar以外にもOperation Auroraをはじめとしたさざまな攻撃が存在するため、マカフィーではGumblarに限らない、包括的なセキュリティ対策をすべきと、同社では注意を喚起している。

    検知数ランキングには入っていないが、偽セキュリティ製品による感染被害も2009年から引き続き高いレベルで続いている。マカフィーでは、偽セキュリ ティ製品の種類ごとに検知名を付与しているため、個々のウイルスがランクインすることは少ない。しかし、この種のウイルスを合計すると非常に大きな脅威となっている。これらのウイルスの感染手口は、ソーシャルエンジニアリング的な手法が取られる。くれぐれも注意をしてほしい。

    McAfee Labsでは、ユーザが不正な偽のセキュリティ製品と正規のセキュリティ製品を区別できるように、ホワイトペーパー「偽のセキュリティ製品の見分け方」を 発行している。余裕があるときにはぜひ、読んでおきたい。ダウンロードは、こちらから可能である。

    表1 2009年11月のウイルストップ10(検知会社数)

    順位ウイルス 件数
    1位Generic!atr 1,577
    2位JS/Redirector.d 1,381
    3位JS/IFrame.gen.d 1,035
    4位Generic PWS.ak 1,027
    5位Exploit-ObscuredHtml 402
    6位Generic Dropper.lr 368
    7位JS/Redirector.e 349
    8位Exploit-MSDirectShow.b 279
    9位PWS-Gamania 264
    10位Generic.dx 262

    表2 2010年1月のウイルストップ10(検知データ数)

    順位ウイルス 件数
    1位W32/Conficker.worm.gen.a 120,477
    2位Generic PWS.ak 84,823
    3位DNSChanger.at 63,288
    4位W32/Conficker.worm!job 55,426
    5位Generic!atr 33,819
    6位W32/Almanahe.c 33,188
    7位W32/Conficker.worm 17,365
    8位PWS-Gamania 16,346
    9位Boaxxe.dr 12,130
    10位W32/Sality.n 11,287

    表3 2010年1月のウイルストップ10(検知マシン数)

    順位ウイルス 件数
    1位Generic!atr 5,931
    2位Generic PWS.ak 4,093
    3位W32/Conficker.worm.gen.a 2,738
    4位W32/Conficker.worm!job 2,704
    5位JS/Redirector.d 2,700
    6位JS/IFrame.gen.d 1,648
    7位PWS-Gamania 835
    8位PWS-Gamania.gen.a 779
    9位Generic PWS.y!brn 768
    10位Generic Dropper.lr 739

    PUP

    PUP(不審なプログラム)は、従来と比べて大きな変化はみられない。全体的な件数も2009年12月と比較しても大きな変化はない。上位も Generic.PUP、MWSといった常連が上位にランクインしている。いつものことだが、フリーウェアなどに付加されることが多い。フリーウェアの利用にあたっては十分に注意をしていただきたい。

    表4 2010年1月の不審なプログラムトップ10(検知会社数)

    順位PUP 件数
    1位Generic PUP.x 1,909
    2位Adware-OptServe 1,139
    3位Generic PUP.d 973
    4位Generic PUP.z 661
    5位MWS 519
    6位MySearch 506
    7位Adware-Softomate.dll 382
    8位ASKToolbar.dll 380
    9位RemAdm-VNCView 350
    10位generic!bg.fmx 342

    表5 2010年1月の不審なプログラムトップ10(検知データ数)

    順位PUP 件数
    1位MWS 105,059
    2位Generic PUP.x 97,920
    3位Adware-OptServe 79,203
    4位MySearch 59,262
    5位Generic PUP.d 48,094
    6位Exploit-MIME.gen.c 44,818
    7位Generic PUP.x!br 44,592
    8位Adware-DoubleD.dll 39,945
    9位RemAdm-VNCView 35,595
    10位Generic PUP.z 30,668

    表6 2010年1月の不審なプログラムトップ10(検知マシン数)

    順位PUP 件数
    1位Generic PUP.x 4,222
    2位Adware-OptServe 2,085
    3位MySearch 1,715
    4位Generic PUP.d 1,686
    5位RemAdm-VNCView 1,529
    6位Generic PUP.z 1,419
    7位MWS 858
    8位ASKToolbar.dll 706
    9位Adware-Softomate.dll 530
    10位generic!bg.fmx 466

    関連記事

    関連サイト

    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン