パナソニック、プラズマTVとBDレコーダーを3D化--3Dコンテンツの録画も可能

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パナソニック、プラズマTVとBDレコーダーを3D化--3Dコンテンツの録画も可能

  [2010/02/09]

パナソニックは9日、3Dに対応したプラズマテレビ「3D VIERA」2モデルとBDレコーダー「DIGA」3モデル、BDプレーヤー1モデルを発表した。発表された製品は、プラズマテレビが、54V型の「TH-P54VT2」、50V型の「TH-P50VT2」。BDレコーダーは、2TBのHDDを内蔵する「DMR-BWT3000」、1TBのHDDを倍増する「DMR-BWT2000」、750GBのHDDを内蔵する「DMR-BWT1000」。BDプレーヤーが「DMP-BDT900」となっている。いずれの製品も4月23日の発売で、価格はオープン。市場価格は、TH-P54VT2が53万円前後、TH-P50VT2が43万円前後、DMR-BWT3000が30万円前後、DMR-BWT2000が20万円前後、DMR-BWT1000が16万円前後、DMP-BDT900が15万円前後と予想される。

世界初の家庭用フルハイビジョン3Dテレビとレコーダー

2月2日付けの最新映画興行成績ランキングによると、3Dが話題の映画「アバター」は、国内で6週間連続で首位をキープしており、国内での3Dでの鑑賞者は300万人以上に上っているという。現在、国内にある映画館が3500。そのうち約1/10に、既に3Dの上映設備が導入されているとのことだ。3Dのタイトルのほうも2008年には11作品だったものが、2009年には19作品、2010年には31作品以上になる見通しだ。また、現在、BS11で3D放送が行われているほか、スカパー!HDでは今年の夏から3D放送を開始予定、ケーブルテレビのJ:COMでは、4月より3Dタイトルのオンデマンド放送がスタートする予定となっている。

2010年は3D元年と語るデジタルAVCマーケティング本部 本部長 西口氏

VT2シリーズと、同時に発表されたBDレコーダー/プレーヤーの組み合わせは、世界で初めて、家庭内でフルハイビジョンの3D映像を楽しむことができるシステムとなる。3Dの方式は、液晶シャッターを搭載した3Dグラスにより、1フレームごとに交互に表示される左目用の映像と右目用の映像とを切り替えて表示するというもの。VT2シリーズは、プラズマテレビではあるが120Hz駆動を採用しており、右眼用、左眼用の映像それぞれが60フレーム/秒で表示される。また、VT2シリーズには、3Dグラスが1本付属する。3Dグラスは重さ63gと計量で、メガネをかけている人や子供でも使用可能なように2種類のノーズパッドが付属する。なお、3Dグラスはオプションとして単品販売も行われる。品番は「TY-EW3D10W」で、価格はオープン。市場価格は1万円前後と予想される。

3Dコンテンツの再生に対応する「VT2」シリーズ

3Dコンテンツ視聴用の3Dグラス

左右の映像を液晶シャッターで切り替えて表示する方式では、左右の映像が同時に表示されることによる2重像が大きな問題となる。これは、ホールド表示タイプのデバイスでとくに大きな問題だ。VT2シリーズが採用しているプラズマ方式は、インパルス表示のデバイスで、例えば、通常の60Hzでの表示の際には、その1/60秒間、ずっと表示されているのではなく、最初の一瞬表示されるだけで後は消灯している。VT2では、残光時間の短い新蛍光体の採用により、この点灯から消灯までの時間を従来の1/3に短縮。120Hz駆動でも、2重像が発生しないようにしている。さらに液晶シャッター側でも、従来の液晶シャッターでは、左右が交互に表示するようになっていたが、VT2シリーズに付属する液晶シャッターでは、VT2の発光のタイミングに会わせて、左が透過、両方遮断、右が透過、両方遮断というサイクルが繰り返され、2重像の発生を防いでいる。発表会後に、行われた3Dの体験デモでも、あまり3Dということを意識して視聴しなくて済む印象だった。また、試聴する姿勢の自由度も高いようだ。さらに、同社によると、具体的な数値は公開していないが、真正面以外から視聴した場合でも、立体感が得られるようになっているとのことだ。

なお、VT2シリーズでは、BDの3Dコンテンツだけでなく、先述したBS11の3D放送(こちらは、左右に左眼用と右眼用の映像が並ぶサイドバイサイド方式を採用している)、スカパー!HD、J:COMの3Dコンテンツにも対応する(VT2のメニューから方式を方式を選択する)。

同時発表された3D DIGAは、BDAで採用された3D圧縮技術「MPEG-4 MVC」(Multiview Video Coding)のデコーダーを搭載するレコーダー。通常の2倍のフレーム数がある3Dの映像をそのまま記録した場合、データの量も2倍になってしまう。これをなんとかするのがMPEG-4 MVCで、左目用の映像をキーにして、右眼用の映像は、左眼用との差分だけを記録し、再生時にはデコーダーで合成するというものだ。これを実現しているのが、新ユニフィエ。さらにDMR-BWT3000には、3D映像の左眼用、右眼用のフレームで、それぞれに、各ピクセルの色情報を上下左右の複数のピクセルからの色情報をもとに補正する「新リアルクロマプロセッサplus」を採用しており、色解像度と色のキレをアップしている。なお、全機種とも、先月発表された「DMR-BW880」「DMR-BW780」「DMR-BW680」「DMR-BW580」と同様、お部屋ジャンプリンクや、2番組同時に10倍の長時間録画といった機能も搭載している。

また、3D DIGAでは、BDの3Dコンテンツを再生できるだけでなく、先述したBS11の3D放送の録画、3Dでの再生が可能だ(これに関しては、記録して再生するだけなので、3D DIGA側はとくに変わった処理を行っているわけではないとのことだ)。また、スカパー!HD、J:COMの3Dコンテンツに関しては、フォーマットがどのようになるのか、まだはっきりしていないが、対応していくとのことだ。

2TBのHDDを内蔵し「新リアルクロマプロセッサplus」も採用されている3D DIGA「DMR- BDT3000」

こちらは、750GBのHDDを搭載する3D DIGA「DMR-BDT1000」

レコーダーはいずれも奥行き20cmを切る省スペースタイプ。CDジャケット2枚分以下の奥行きだ

3Dタイトルの再生に対応するBDプレーヤー「DMP-BDT900」

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