ローソンの100円均一PBに注目!

デフレ、円高、雇用不安と不安定な経済状況が続き、その影響は当然、家計にも及んでいます。せっかく"おうちごはん"で節約しようと努力している人たちには、厳しい昨今。そんな食費を少しでも安くあげようと日々、奮闘努力している人たちに朗報です。おうちごはんの必需品ともいえるPB(プライベート・ブランド)が、大手スーパーからコンビ二へと広がり、よりお手軽に買えるようになりました。

スーパーのPBといえば、セブン&アイ・ホールディングスの「セブンプレミアム」、イオンの「トップバリュ」、西友の「グレートバリュー」が3大PB。なかでも「セブンプレミアム」は、大手食料品メーカーの協力を得て、次々に食料品関係の新商品を発売し、魅力的な商品ラインナップになっています。消費者の間でも「得に味にこだわりのないものはPBで」「欲しいものがPBで出ていないかをまずチェックして、なければメーカー品を買う」という買い物パターンが、かなり浸透しつつあります。ますます人気が高まるPBは、何もスーパーの専売特許というわけではありません。セブンプレミアムは、同じセブン&アイ・ホールディングス系列のコンビ二、セブンイレブンでも購入できます。

ローソンのPB「バリューライン」

セブン&アイ・ホールディングスの「セブンプレミアム」

さて、ここで注目したいのが、大手コンビ二、ローソンのPB「バリューライン」。これまでも、ローソンが経営する「ローソンストア100」を中心に販売を展開していましたが、ここのところ、一般のローソンでもその品揃えをめきめきと増やしています。「バリューライン」の魅力は、

  • オール100円均一
  • 24時間、購入OK(一部、24時間営業を実施していない店舗もあります)
  • スーパーよりも断然、店舗数が多く、しかも駅に近い場所にあるので、仕事帰りに買いやすい

の3点。残業で帰宅が遅くなっても、がんばって"おうちごはん"している人の強力な助っ人と言えます。商品ラインナップは、大手スーパーには及びませんが、それでも、なかなか使えるものが揃っています。しかも、すべて100円。内容量が若干少なめのものもありますが、一人暮らしには、むしろ賞味期限前に食べきれる量で、向いているかもしれません。とにかく、100円という値段は、見逃せません。

ローソン「バリューライン」VSセブンイレブン「セブンプレミアム」対決

2大コンビ二ともいえるローソンとセブンイレブン、それぞれのPB商品を比較してみましょう(※編集部調べ。11月30日時点)。

食材 ローソン「バリューライン」 セブンイレブン「セブンプレミアム」
食パン 100円 118円
オレンジジュース 100円(1L) 148円(1L)
低脂肪牛乳 100円(1L) 168円(1L)
低脂肪ヨーグルト 100円(3個パック) 148円(4個パック)
無糖コーヒー 100円(900ml) 128円(1L)
お茶 100円(900ml) 148円(2L)
濃口しょうゆ 100円(800ml) 168円(1L)
穀物酢 100円(500ml) 98円(500ml)
中濃ソース 100円(250ml) 148円(300ml)
サラダ油 100円(265ml) 288円(1L)
納豆 100円(4個パック) 98円(3個パック)
ちくわ 100円(5本入り) 98円(4本入り)
ベーコン 100円(55g) 75円(37g)
ハム 100円(52g) 75円(38g)
カニカマスティック 100円(10本入り) 98円(10本入り)
冷凍エビピラフ 100円(200g) 100円(170g)
冷凍たこ焼き 100円(160g) 100円(120g)
レトルトカレー 100円(250g) 88円(210g)

こうして比較してみると、この勝負、ローソン「バリューライン」の勝ちと言えそうです。おうちごはんの定番食材であるしょうゆ、めんつゆ、ソース、酢、納豆は、お近くのローソンで買うのが、おうちごはん派の定番になるかもしれません。

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