今どきのドレッシングは味のバリエが超・充実

おうちごはんは、コンスタントに続けてこそ節約効果を発揮します。気まぐれで1~2回、自炊しても、食材が無駄になるだけで、かえって不経済。そして、おいしい、手間いらず、プチゴージャス・メニューで「おうちごはん」が楽しいと思えないと、長続きさせることはできません。この「おいしい」、「手間いらず」、「プチゴージャス・メニュー」の3つを一挙にかなえてくれるのが、今どきのドレッシングです。

ドレッシングと聞いて、生野菜にかけるだけのものと思っていたら、あなたはかなり損をしています。今どきのドレッシングは、生野菜のサラダはもちろんのこと、ゆでた野菜にかけてよし、フライパンでソテーした肉や切り身魚のソースとしても最適です。

今度、ぜひ1度、スーパーのドレッシング売り場に足を運んでみてください。商品陳列棚のかなりのスペースを占領し、まずは品揃えの豊富さ驚かされます。さらに、ドレッシングを販売しているメーカーの多さ、品数の多さ、味のバリエーションの多さに圧倒されるはずです。

ドレッシングで簡単に作れる、豚しゃぶのごまだれ。※レシピは下に掲載しております

今どきのドレッシングは、従来からあるしょうゆ、中華、フレンチ、サウザンアイランドなどの定番味に加えて、焼肉のタレ風、ごまだれ風、本格派クリーミーテイスト、グレープフルーツやベリーなどのフルーツ風味……など、味のバリエーションが実に豊富です。

また玉ねぎ、にんにく、パプリカ、ベーコンなど、うまみやコクのもとになる具材や数種類のスパイスが入っているので、ドレッシング1つで味が決まります。家でこれだけの具材やスパイス類を揃えようとしたら、とてもこの値段では作れません。また、自分でドレッシングを作る場合、調味料を目分量で入れることが多いので、そのときによって味がまちまちになりがちですが、市販のドレッシングなら、いつでも同じ味なのもメリットの1つです。

ドレッシングを使った新作レシピにトライしよう

肉は焼いて塩コショウするだけ、魚も焼いてしょうゆをかけるだけ、サラダはマヨネーズであえるだけ……など、お決まりの味付けにあきたら、ドレッシングで味付けバリエを広げてみましょう。


ごまクリーミードレッシング

■豚しゃぶのごまだれ
ごまクリーミードレッシング大さじ2、しょうゆ小さじ1、お湯大さじ1を混ぜ合わせ、ゆでた豚肉にかける。

■さといものごまみそだれ
さといもは皮ごとよく洗って土を落とし、電子レンジで加熱して火を通す。熱いうちに皮をむき、ごまクリーミードレッシング大さじ2、みそ大さじ1を混ぜ合わせたタレをかける。

■ごまだれうどん
ゆでたうどんを、ドレッシング大さじ2、めんつゆ小さじ1、お湯大さじ3を混ぜ合わせたタレにつけて食べる。

豆板醤入り韓国風ドレッシング

■簡単ナムル
もやし1袋を茹で、韓国風ドレッシング大さじ2、酢小さじ1を混ぜ合わせたものであえる。

■なんちゃって石焼きビビンバ
土鍋にごま油を引き中火にかける。充分に熱くなったらご飯(2膳分)と韓国風ドレッシング大さじ3を入れ、しばらくそのままにして、焦げ目をつける。焦げ目がついた面をひっくり返し、何回か繰り返して、ご飯に焦げ目をつける(焦げやすいので注意)。もやしやほうれん草、にんじんなど市販のビビンバの具材をのせ、きざみのりをかけ、仕上げに味をみながらドレッシングをかけて味を整える。

安上がりなだけでなく、健康にも良好でヘルシーと良いことずくめな"おうちごはん"についての情報が満載。バックナンバーもお読み下さい!

「おうちごはん」で月2万5,000円を節約!?(1) - まずはご飯のまとめ炊きから
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村越克子(むらこしかつこ)

フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店