【レポート】

マカフィー、10月のサイバー脅威の状況を発表 - 偽セキュリティ対策ソフトに注意を

    c-bou  [2009/11/20]

    マカフィーは、2009年10月のサイバー脅威の状況を発表した。これは、日本国内におけるマカフィー社のデータセンターが捕捉したウイルスなどの集計をもとに、各項目ごとのトップ10を算出したものだ。

    ウイルス

    10月の傾向を見ると、これまで猛威を振るってきたConfickerの減少傾向が浮かぶ。既知データ数では、W32/Conficker.worm.gen.aが9月の190,255から57,736、W32/Conficker.worm.gen.bが9月の26,196から10,834と半減している。既知マシン数では、W32/Conficker.worm.gen.aが3位と順位を落としている。とはいえ、会社数ではW32/Conficker.worm.gen.aが、8位にランクインしており、いまだに対策を十二分に施していない会社などでは、その感染は継続していると推測される。改めて、USBメモリなどのウイルスチェックを行うべきであろう。

    Confickerの減少に対し、10月、多くの報告があったのがFakeAlertである。8月以来、トロイの木馬であるBredolab.genに感染することで、Generic FakeAlertをダウンロードするなどの事例が報告されていた。10月に入り、マイクロソフトの脆弱性発表の影響によるものと、マカフィーでは分析する。それ以外にも、マイクロソフトのフリーのウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essntials」を悪用した事例なども報告されている。さらに9月以降は、大手セキュリティ対策ソフトベンダーが、新製品を一斉に発表する。こういった乗り換え期を悪用する意図が存在する可能性もあるだろう。

    さらに注意すべきは、10月のランキングには入っていないが、Lando(Gumblar)である。活性化の動きが報告されており、すでに他のセキュリティ対策ベンダーなどからも注意喚起が行われている。その手口を簡単に紹介すると、正規のWebサイトに不正なコードが埋め込まれ、Webページを閲覧したユーザーのPCに脆弱性がある場合、ウイルスに感染するというものである。すでに正規Webサイトの改ざんが多数確認されている。Webのアクセスには、より注意をしてほしい。

    表1 2009年10月のウイルストップ10(既知会社数)

    順位ウイルス 件数
    1位Generic!atr 1,384
    2位Generic PWS.ak 946
    3位Generic FakeAlert!cm 500
    4位FakeAlert-AntiVirusPro 443
    5位Bredolab.gen.a 417
    6位Generic FakeAlert.a 370
    7位Generic.dx 309
    8位W32/Conficker.worm.gen.a 301
    9位X97M/Laroux.a.gen 282
    10位Generic.dx!fji 273

    表2 2009年10月のウイルストップ10(既知データ数)

    順位ウイルス 件数
    1位Generic PWS.ak 84,577
    2位W32/Conficker.worm.gen.a 57,736
    3位FakeAlert-XPSecCenter 38,539
    4位W32/HLLP.Philis.remnants 20,600
    5位W32/Xirtem@MM 14,175
    6位Generic!atr 13,453
    7位W32/Akbot.gen 13,224
    8位Generic FakeAlert!cr 11,819
    9位Generic FakeAlert!co 11,711
    10位W32/Conficker.worm.gen.b 10,834

    表3 2009年10月のウイルストップ10(既知マシン数)

    順位ウイルス 件数
    1位Generic!atr 4,261
    2位Generic PWS.ak 3,664
    3位W32/Conficker.worm.gen.a 3,193
    4位Bredolab.gen.a 1,276
    5位Bredolab.gen.d 1,116
    6位Generic.dx 840
    7位FakeAlert-XPSecCenter 811
    8位Generic FakeAlert!cr 743
    9位PWS-Gamania.gen.a PWS-Gamania.gen.a
    10位Generic FakeAlert!cm Generic FakeAlert!cm

    PUP

    PUP(不審なプログラム)については、9月とほとんど変わらない。数的な減少が、わずかに見られるが、相変わらず情報取得を行うPUPが多い。既知データ数で今月1位となったMWSは、別のプログラムにバンドルされているケースが多い。フリーソフトの利用にあたっては、十分な注意をしていただきたい。

    表4 2009年10月の不審なプログラムトップ10(既知会社数)

    順位PUP 件数
    1位Generic PUP.x 834
    2位Adware-OptServe 573
    3位MWS 342
    4位MySearch 339
    5位Generic PUP.d 326
    6位Generic PUP.z 264
    7位Adware-Softomate.dll 233
    8位ASKToolbar.dll 178
    9位RemAdm-VNCView 162
    10位Adware-DoubleD.dll 109

    表5 2009年10月の不審なプログラムトップ10(既知データ数)

    順位PUP 件数
    1位MWS 77,817
    2位Generic PUP.x 69,439
    3位Adware-OptServe 57,394
    4位MySearch 42,642
    5位Adware-DoubleD.dll 39,207
    6位Generic PUP.d 34,469
    7位Exploit-MIME.gen.c 31,369
    8位Generic PUP.z 25,018
    9位RemAdm-VNCView 24,503
    10位Adware-DoubleD 14,939

    表6 2009年10月の不審なプログラムトップ10(既知マシン数)

    順位PUP 件数
    1位Generic PUP.x 4,340
    2位Adware-OptServe 2,201
    3位Generic PUP.d 1,819
    4位MySearch 1,769
    5位Generic PUP.z 1,642
    6位RemAdm-VNCView 1,509
    7位MWS 938
    8位ASKToolbar.dll 721
    9位Adware-Softomate.dll 556
    10位Adware-DoubleD.dll 430
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