LGエレクトロニクス・ジャパンは30日、六本木ヒルズにて「LG Mobile Design Competition 2009」の各賞受賞者の発表および表彰式を開催した。

LGエレクトロニクス・ジャパンのセールス&マーケティングチーム長のペ・ヒョンキ氏

本コンペティションは「将来、デザイナーとしての活躍を目指している方を支援していく目的で立ち上げた社会貢献事業」で、LGグループの日本デザイン研究所と共同で開催という形をとっている。昨年「学生デザインコンペティション」としてスタートしたが、2回目の開催となった今年は応募資格を「日本在住者」として、広く一般からも公募した。新しい携帯電話のあり方や使い方をデザインで表現した作品が求められる。

今年のテーマは『「私の形態」~あなたの想い描く理想のケータイをデザインして下さい~』。4月に告知を開始し、募集期間(6月1日~6月19日)中の応募総数は527作品だった。このうち1次審査で20作品、さらに最終審査で7作品と絞り込み、30日の表彰式でグランプリを含む各賞の発表および表彰が行われた。

表彰式に先立ち、主催者の挨拶があった。LGエレクトロニクス・ジャパンのセールス&マーケティングチーム長、ペ・ヒョンキ氏は「(このコンペを通じて)早いうちにLGジャパンモデル第1号が誕生すれば」と抱負を述べた。同コンペは商品化を視野に入れ、新規性・技術的可能性など、多面的視点から審査されている。

続いて審査員の紹介と1次審査通過作品の紹介があり、その後、入選作品の発表が行われた。

まず入賞者を代表して、大曽根一平氏と河合匠氏に賞状と花束が贈られた

奨励賞に選ばれたのは、河井大輔氏の「mod」と竹内陽氏の「Transparent blue ∽ 静謐」

続いて上位5組が発表された。ブロンズ賞は、加藤晃氏の「RECEIVER 受話器という名のケータイ」と、デザイナーの男性(本人の意向により氏名は非公表)の「CHAMELEON」に贈られた

ブロンズ賞の、「RECEIVER 受話器という名のケータイ」(加藤晃氏、左写真)と「CHAMELEON」(氏名非公表)

シルバー賞は、中島亮太郎氏の「Wheel」。賞金30万円と賞状が贈られた

シルバー賞の、「Wheel」(中島亮太郎氏)

ゴールド賞は、江口海里氏の「Cellphorium」。賞金50万円と賞状が贈られた

ゴールド賞の、「Cellphorium」(江口海里氏)

そしてグランプリには、大塚雄人氏、佐々木麻美氏の「breathing article」。賞金200万円、クリスタルトロフィーと賞状が贈られた

グランプリに輝いた、「breathing article」(大塚雄人氏、佐々木麻美氏)