【インタビュー】

キュアホワイト、ゆかなが語る人気アニメシリーズ『プリキュア』の魅力

4月9日、10日と2日連続でおくるWOWOWの「春休みキッズ・シアター 『映画プリキュア』一挙放送」。TVシリーズ2作品と劇場版『MaxHeart』、『MaxHeart2 雪空のともだち』に声優として参加したプリキュアのキュアホワイトこと、雪城ほのか役のゆかなに話を聞いてみた。

『プリキュア』シリーズでは、キュアホワイトこと、雪城ほのかを演じたゆかな

主人公の女子中学生が、プリキュアと称される戦士となって悪に立ち向かうTVアニメシリーズの『プリキュア』(テレビ朝日系)。これまでにテレビシリーズが6作品、劇場版が6作品上映されている。初めて放送されたテレビシリーズ『ふたりはプリキュア』から5年が経過した現在も、その人気が衰えることはないという稀有な存在のアニメシリーズだ。その『プリキュア』シリーズで、キュアホワイト、雪城ほのか役の声を担当したのが、人気声優のゆかなである。

ゆかな : 「プリキュアはオリジナル作品。今では初代と呼んでいただいている、私達の『ふたりはプリキュア』という番組が始まった時は本当に手探りでした。その分、西尾大介監督をはじめ、立ち上げのスタッフの信念や価値観が反映されているのだと思います。TVシリーズと劇場版とで演じる上の違いがあるのかというご質問ですが、私の場合は特に違う点はありません。子供の頃って、大好きなアニメを全身全霊で見たりするじゃないですか。だからこそ、良くも悪くも深層心理に届いてしまう。ですから、子供だましという言葉が与える印象などではなくむしろ、"よりデリケートに考えるべきだ"という感覚を持っています。私たちが立ち上げた『プリキュア』という作品の目指したものは、完全なるパートナーシップ、信頼感、それから自分の力で成し遂げるということ。ですから、主人公が直接汗をかくということに大きな意味があるんです。生きていく上で、男女問わず自分の希望を自分の力で掴み取る。一人では叶わないことも、心通じる他者と深く関わりあうことで達成することができる、という凄くシンプルで根源的な部分が伝わればと思いながらやりました」

ゆかなが演じた雪城ほのかは、ベローネ学院女子中等部に通う清楚なお嬢様風の女の子。そんな彼女がキュアホワイトに変身し、キュアブラック(美墨なぎさ/声は本名陽子が担当)とともに肉弾戦で悪に立ち向かうのだ。

ゆかな : 「ほのかとキュアホワイトに関しては、はじめに西尾監督たちとお話したことがあります。ほのかはどちらかというとマイペースで、好奇心は旺盛ですが攻撃的なタイプではないですし。キュアホワイトに変身した時、素手で立ち向かっていくことに説得力を持たせるために、変身を機に声色も含めて少しニュアンスを変えたいことなどを提案しました。なぎさの場合は性格的に延長線上でいけるんですけど、ほのかの場合は少し切り替えたいと思っていて。それで現在のような形になりました」

これまで多くのアニメーションの声を担当してきたゆかな。人気声優の彼女に、声優という仕事の魅力について語ってもらった。

ゆかな : 「決して体力自慢ではない私でも、声を担当することでアニメーションという絵の力を借りて居合いの達人になれたり、あらがう力を手に入れたりできるところが魅力です。体力自慢な役にもなれるし男の子にもなれて地球も救える、というのは、凄く贅沢な経験だと思います」

声優と並行しながら、音楽活動も精力的に行っているゆかな。昨年は、ソロアルバム『Blooming Voices』を10年ぶりにメジャーレーベル(キングレコード)からリリースして話題を呼んだ。

ゆかな : 「今回のリリースは、まさにご縁だと思っています。10年ぶりのアルバムと言っても、その間にインディーズで発表していましたから。それは、自分でインディーズを選択していたからです。インディーズでなければ出来なかったことが沢山あり、逆にインディーズだから出来ないことも沢山あります。自分が大事だと思ったことを手離さずにいられる場所に居ただけです。私にとって、メジャーレーベルで発表したことは、目的ではありません。書きたい曲を書き、歌いたい歌を歌い、伝えたいことを伝えたい。そのために、インディーズだからメジャーだからとか、どういう方法で、ということは二の次なんですよ。今回はたまたまご縁があったので、このような形になりましたが、出したいものが溜まってきて、出したいと思った時に伝えたいものを壊さずに伝えられる環境があれば、そこで出したいと思います。大きいステージに立つことなどは目標ではないんです。否定はしませんし有り難いことですが、あくまでも結果であって目標ではないので。だってそのときに伝えたい気持ちを伝えることが出来ないのでは意味がないし、かえって悲しいと思ってしまうんです」

最後に、今後の目標を語ってもらった。

ゆかな : 「もっともっと、もっと遠くの人に、もっともっと深く……。自分の思いや熱意、スタッフの熱意など含め全てを、少しでも届けられたらいいなと思います。そんな気持ちを忘れないでいたい。10年後にインタビューして頂いた時に、同じことを言える人でいたいです」

WOWOWでは「春休みキッズ・シアター 『映画プリキュア』一挙放送」と題して、4月9日『映画ふたりはプリキュア MaxHeart』、『映画ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち』、4月10日『映画ふたりはプリキュア Splash☆Star チクタク危機一髪!』、『映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』を放送。

また、WOWOWで配信しているアニメ情報バラエティのネットラジオ『わう*アニ HOTレビュー』(隔週水曜更新)の第137回に、ゆかなが出演。意外に知られていないデビューのことからリスナーの質問、そして 『プリキュア』シリーズなどについて、飾らない彼女自身の言葉で語られている。

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