【レポート】

高い基本性能をベースに独自の工夫が光る - レノボ「IdeaPad S10e」

1 ExpressCard/34スロットが活用の幅を広げる

    石川ひさよし  [2008/12/30]

    ThinkPadのレノボ・ジャパンがつくったNetbook(ネットブック)「IdeaPad S10e」。このジャンルでは後発ではあるが、高い基本性能や充実のサポートなど、ノートブックマニアから初めてPCを触るようなエントリーユーザーまで、ちょっと気になる製品なのではないだろうか。先日、値下げも発表され、ますます魅力的となったIdeaPad S10eに触れてみよう。

    レノボ「IdeaPad S10e」

    主な仕様 [CPU] Intel Atom N270(1.6GHz) [メモリ] 1GB [HDD] 160GB [ディスプレイ] 10.1型ワイド(1024×576ドット) [バッテリ駆動時間] 約5.3時間 [サイズ/重量] W250×D196×H22~36mm/約1.38kg [OS] Windows XP Home Edition SP3 [価格] 49,980円

    ExpressCard/34スロットが活用の幅を広げる

    ネットブックはもともと、Atom CPUとOS双方のライセンシーなどによって、ハードウェアスペックが縛られてしまっているのは周知の通り。そのため、ほとんどのメーカーの製品がハードウェア面ではほぼ横並び的な構成だ。それでも各メーカーが、"どこかに特徴を"とアイデアを競うなか、筆者がレノボのIdeaPad S10eでまず注目したのは、ExpressCard/34スロットだ。ExpressCard/34カードは、通信カードやeSATAやIEEE1394、USB2.0等のインタフェースカード、フラッシュメモリカードなどが既に市場に流通している。例えばIEEE1394カードなら、実用性はともかくホームビデオの取り込みが可能となるし、あるいは通信カードなら本体に収納できる点がメリットになり得るだろう。

    ExpressCard/34スロットにはダミーカードが挿入されている。カードの出し入れ機構を持たないため、頭まですっぽりとスロットに隠れるタイプのカードは出し入れが難しい

    その他のインタフェースも充実しており、側面には2基のUSB2.0端子、D-Subディスプレイ出力、5-in-1カードリーダ、オーディオ入出力、本体前面にはステレオスピーカーを装備している。また、液晶フレーム上部には比較的高画素な130万画素ウェブカメラも搭載しており、ビデオチャット等も可能だ。USB2.0端子が2つという点がやや心許ないところだが、ExpressCard/34で補えると考えれば妥当だろう。

    左側面は、左手から排気スリット、ACアダプタジャック、D-Sub15ピン出力、SD/SDHC/MMC/MS/MS PROカードリーダ、USB2.0端子が備わる

    右側面は、左手からExpressCard/34スロット、オーディオ入出力、USB2.0端子、100BASE-TX/10BASE-T LAN端子。ヒンジ軸の部分にセキュリティロックスロットも

    前面左手には電源・HDDアクセス等のLED。メッシュデザインがアクセントになっているほか、この部分にステレオスピーカーを内蔵している

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