Windows Vistaは、3Dを駆使したはでやかなGUIなどで、これまでにないインタフェースを提供する。しかし、「重い」という印象もあるだろう。また、Vistaに限ったことでないが、使い続けることで遅くなったり不安定化することもある。例えば、アプリケーションのインストール、アンインストールを多数、繰り返していると、Windowsの設定情報などを保存するレジストリに不要なエントリが増加していき、読み込みに時間がかかり遅くなることがある。また、Internet Explorer(以下、IEと略記)などのキャッシュファイルやWindows Updateなどでも不要なファイルが溜まっていく。

PowerX Vista Optimizer 2008起動画面

もちろん、ある程度の知識があれば、レジストリの修正を行うこともできるし、隠しフォルダ内の不要なファイルの削除も行うことができる。しかし、初心者にはいずれも難しいものだ。操作を誤ると重大な障害となることすらある。そこで紹介したいのが、ネットジャパンのPowerX Vista Optimizer 2008(以下、Vista Optimizerと略記)である。初心者などでも、安全にしかもわかりやすい操作で、遅くなってしまったVistaの最適化や各種チューニング、カスタマイズ、クリーニングを行うことができる。 Vista Optimizerのシステム要件は、表の通りである。

OS Windows Vista x86の各エディション(x64はサポート外、Server系OSも利用不可)
CPU Intel PentiumかPentiumに完全互換のCPUで、1GHz以上のIBM PC互換機
メモリ 512MB以上(1GB以上を推奨)
HDDの空き容量 インストールのために約60MBの空き領域
モニタ XGA(1024×768ピクセル)以上のビデオカードとモニタ

また、実行には管理者権限(Administrator権限)が必要となる。購入はネットジャパンのオンラインショップで行える。価格は簡易パッケージ版が5,040円、ダウンロード版が3,990円である。購入すると、シリアルキーが送られてくる。インストールに必要なものなので、大切に保存する。