【レビュー】

リコー GX200 実写インプレッション

5 写真として「選択できる」カメラ

    加藤真貴子  [2008/08/19]

    写真とカメラのおもしろさ

    写真は選択の芸術だといわれている。しかしコンパクトデジタルカメラのほとんどは、被写体に向けただけで最適なモードに変更し、ピントまで合わせてくれる。ただ記録するだけならラクチンでそれもいいと思うが、それだけでは寂しいと思う。そんななか、GX200は、数少ない「選択する」という写真芸術の原点を思い出させてくれるカメラだと思う。

    ノイズやレンジの狭さなど、気になる点もないわけではない。それでも落ち着いた外観やカスタム性を重視した操作系、アクセサリーの豊富さなど、GXの世界は他のカメラで得られないものだ。写真のおもしろさに気付いたユーザーに、最適なコンパクトカメラだと思う。

    室内撮影だとISO感度はかなり上げなくてはならない。ISO 800ではざらつきや影の部分のノイズが目立ってしまう
    4000×3000(12M) / 焦点距離5.1mm(24mm相当)、マクロ / 絞り優先AE、+1EV(F7.2、1/32秒) / WB:オート / ISO 800

    逆光撮影のため、空は白く飛んでいるが、陽に透ける葉の部分など明るい部分には階調がちゃんと残っている。リコー独特の明るい描写は、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる
    4000×3000(12M) / 焦点距離5.1mm(24mm相当) / 絞り優先AE、+1EV(F6.5、1/55秒) / WB:オート / ISO 64

    撮影時には気がつかなかったが、葉っぱにかかる蜘蛛の糸が写っていた。撮影後の発見はスナップショットの楽しみだと思う
    4000×3000(12M) / 焦点距離6mm(28mm相当)、マクロ / 絞り優先AE、+1EV(F3.5、1/34秒) / WB:オート / ISO 64

    ポストの色など、正しく表現されている。背景の塀の模様もきちんと解像している
    4000×3000(12M) / 焦点距離7.3mm(35mm相当) / 絞り優先AE、+0.3EV(F6.5、1/104秒) / WB:オート / ISO 64

    日陰の黒猫を撮影。ISO 400でもちょっとザラついた画質になってしまった。絞りを開けて、ISO 200で撮影すれば良かった
    4000×3000(12M) / 焦点距離6mm(28mm相当) / 絞り優先AE、+0.7EV補正(F10、1/21秒) / WB:オート / ISO 400

    家の中で、花を飾るとつい撮影したくなる。逆光の光が綺麗に表現できた
    4000×3000(12M) / 焦点距離6mm(28mm相当)、マクロ / 絞り優先AE、+0.3EVEV補正(F2.5、1/79秒) / WB:オート / ISO 200

    1:1フォーマットは、被写体の配置のバランスなど考えながら撮影するのが楽しい
    2992×2992(9M) / 焦点距離10.5mm(50mm相当) / 絞り優先AE、(F6.2、1/143秒) / WB:オート / ISO 200

    夏の暮れ時の光で撮影。実際はもっと赤っぽい光だったが、オートホワイトバランスでニュートラルになってしまった
    2992×2992(9M) / 焦点距離15.3mm(72mm相当) / 絞り優先AE、+0.7EV補正(F6.3、1/189秒) / WB:オート / ISO 200

    レンガやビルなど、直線の人工物はシャープネスが若干強い印象を受ける
    4000×3000(12M) / 焦点距離5.1mm(24mm相当) / 絞り優先AE、+0.3EVEV補正(F5.7、1/810秒) / WB:オート / ISO 64

    街にたたずむ狸の置物。ディテールの陰影がきちんと出ている
    4000×3000(12M) / 焦点距離5.1mm(24mm相当) / 絞り優先AE、+0.3EVEV補正(F6.5、1/810秒) / WB:オート / ISO 200

    撮影・レポート : 加藤真貴子 (WINDY Co.)

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン