広い範囲を一度に写し出せるのが焦点距離の短い広角レンズ。空の広がりや森の奥行きなど、広さを表現したい時にはなくてはならないレンズだ。また、広角レンズには強いパースがつきもの。被写体に近寄って撮影すれば、普段よりも迫力が増したり、ユニークな形に写したりすることもできる。

撮像素子の小さなデジタル一眼レフでは、レンズ表記の焦点距離よりも画角が狭くなる、つまり広角撮影が苦手ともいえる。そのため12mmや10mmという銀塩写真の時代にはなかったような短い焦点距離のレンズが登場している。

お薦めは、ワイド端で10mmからの焦点距離を持ちながら、デジタル専用とすることでコンパクトにしたシグマの「10-20mm F4-5.6 EX DC/HSM」。APS-Cのデジタル一眼レフでも約15~30mmという広角撮影が楽しめる。また、広角レンズは1mm、2mmの違いが非常に大きく現れる。10mmと12mmはずいぶん違うので、吟味した上で購入したい。

デジタル専用の広角レンズ、シグマ「10-20mm F4-5.6 EX DC/HSM」

空を撮るには広角レンズが基本。ニコンD70+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM
L+Fine(JPEG)
14mm(21mm相当)
プログラムAE(F13、1/640秒)
ISO200
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