フィッシング対策協議会は10月26日、警察庁を装ったフィッシングサイトへ誘導するSMS(ショートメッセージ)に注意を喚起した。

  • 警察庁をかたるフィッシングSMSの例(フィッシング対策協議会の注意喚起より)

同協議会で確認しているSMSでは、「【警察庁】重要なお知らせ、必ずお読みください。」という文面と一緒に、不正アプリのインストールや、国税庁よ装うフィッシングサイトへ誘導するURLが送られてくるという。

不正アプリに誘導される例では、警察庁のセキュリティアプリをうたう偽のアプリがダウンロードされる。また、国税庁を装ったフィッシングサイトへの誘導では、所得税滞納による差し押さえという名目で支払いを促されるようだ。

  • 国税庁をかたるフィッシングサイトに誘導される例(左)と、不正アプリのインストールに誘導される例(右)(フィッシング対策協議会の注意喚起より)

同協議会では、不審なSMSを受信した場合にはリンクを開かず無視すること、もしURLをクリックしてしまった場合は認証情報や個人情報などを入力しないよう、強く呼びかけている。