米Microsoftは6月7日（現地時間）、「Windows 11、version 22H2（ビルド22621）」をビジネス向けWindows Insiderプログラムのリリースプレビュー・チャネルにリリースした。リリースプレビューは正式リリース前の確認を目的とした開発チャネルであり、Windows 11の年1回の大型アップデートがリリースに向けた準備に入ったことを意味する。
Windows Insider Program for Businessは、組織がWindowsの機能更新のメリットを活かせるように、多数のデバイスを管理するIT管理者がアプリやインフラストラクチャーを検証し、正式版リリースに備えて準備するのを支援する。プログラムには、問題が生じた場合の商用シナリオの問題解決を目的とした無料サポートが含まれる。Windows 11 22H2には、Windows Insiderプログラムの設定またはWindows Update for Businessポリシーでリリースプレビュー・チャネルに設定された商用デバイスで、ハードウェア要件を満たしていれば自動的にアップデートされる。また、Windows Server Update ServicesやMicrosoft Azure Marketplaceからもアクセスできる。
一般向けのWindows Insiderプログラムのリリースプレビュー・チャネルでも、Windows Updateの「シーカー」エクスペリエンスを通じて、ハードウェア要件を満たすデバイスにビルド22621を導入できる。アップデート後はWindows Updateの月例更新プロセスを通じて、Windows 11 22H2のアップデートを自動的に受け取れる。
Windows 11 22H2は、今年後半の一般公開が予定されている。「ピン留め済み」セクションのフォルダー分類などスタートメニューの強化、タスクマネージャーの刷新、スナップ機能の強化、タブレットに最適化されたタスクバー、壁紙の変化を楽しめる「Windows Spotlight」などを提供するアップデートになる予定。
