メディア・インテグレーションは、ソニーの音楽ソフトウェア開発会社「Virtual Sonics」の子会社である「Audio Futures」の国内ディストリビューション業務を2022年2月25日より開始すると発表した。
対応ハードウェアや、作品のリリースが拡大中の360 Reality Audioだが、その360 Reality Audio規格作品の制作や作品のリリースに必要なエンコーダーを搭載したAudio Futuresの「360 WalkMix Creator」をメディア・インテグレーションが取り扱う。
360 WalkMix Creatorは、360 Reality Audioフォーマットの作品を主要なDAWで制作可能とするプラグイン。VST3、AAX、AUに対応し、360度全方向から聴こえる立体的な音楽を作れるようになる。モニターシステムが整ったスタジオに限らず、ヘッドホン・モニタリングでも作業が行えるので、パソコンとヘッドホンがあれば楽曲制作に没入できる。最新バージョンでは、作品の納入フォーマットでの出力のためのエンコーダーを搭載している。
メディア・インテグレーションが取り扱うのは、そのエンコード機能等を搭載したVersion 1.2からとなる。エンコード機能以外のVersion 1.2の主な新機能は以下の通り。
- スタンダード・エクスポート・フローでのMPEG-H (.MP4) での出力機能搭載(納品フォーマットでの出力機能)
- Focusビューでのフェーダー及びメーター視認性の向上
- パラメーターのネーミングの改善
- 7.1.2 トラック・インポートの適正化
- 不具合の改善および安定性の向上
発売は2022年3月中旬を予定。価格等は決定次第アナウンスされる。