キオクシアは2月10日、「四日市工場と北上工場の操業について」と題したページを公開し、1月下旬から四日市工場と北上工場で一部操業に影響が出ていると明らかにした。
四日市工場と北上工場は、同社の3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の製造を担う施設。特定の生産工程において、不純物を含む部材が原因で製造に影響が出ているという。すでに当該工程において対策を講じており、通常稼働への早期復旧を目指して作業中。なお、2次元NAND型フラッシュメモリの出荷には影響がないとしている一方で、3次元フラッシュメモリの出荷には相応の影響があるものとみられる。
キオクシアのプレスリリースにあわせて、合弁パートナーの米ウエスタンデジタルもプレスリリース(英文)を実施している。これによると、少なくとも6.5エクサバイト分のフラッシュメモリ製造において可用性(availability)が低下。キオクシアと緊密に連携し、一刻も早く生産設備を通常の稼働状態に戻すべく必要な措置を講じていくとしている。