ティアックは、ナイフエッジトーンアームを採用した、外掛け式ベルトドライブ方式のアナログターンテーブル「TN-3B-SE」を発売する。価格はオープンプライスで、直販サイト「ティアックストア」の直販価格は69,080円。2色展開で、チェリーは11月27日発売、ブラックは近日発売となっている。

  • TN-3B-SE(チェリー)

  • TN-3B-SE(ブラック)

また、ユニバーサル式トーンアームを採用したベルトドライブ方式のアナログターンテーブル「TN-350-SE」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は49,280円。カラーはチェリー。

  • TN-350-SE

TN-3B-SEは上級機、TN-350-SEはスタンダード機という位置づけ。どちらもMM型カートリッジ対応フォノイコライザーを搭載している。なお、既存の「TN-3B」(2019年発売)と「TN-350」(2014年発売)はUSBデジタル出力を備えていたが、今回のSEモデルはUSB出力を省いている。

TN-3B-SE

アルミ・ダイキャスト製プラッターの駆動に外掛け式ベルトドライブを採用し、モーターのコギング(回転ムラ)がプラッターの回転に与える影響を抑え、滑らかで高精度な回転を追求。回転数は33 1/3回転、45回転に対応する。

  • 外掛け式ベルトドライブを採用

トーンアーム部には、サエクとのコラボにより、可動部にナイフエッジを用いた新開発のトーンアームを採用。通常のベアリング構造では得られない分解能の高いサウンドを実現するという。

  • サエクとのコラボによる、可動部にナイフエッジ機構を採用したトーンアーム

フォノイコライザーを搭載し、フォノ入力を持たないシステムに直接接続できるのも特徴。新日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプNJM8080を採用しており、アナログレコードを低歪で高音質なサウンドで楽しめるとしている。

オーディオテクニカのVM型カートリッジ「AT-VM95E for TEAC」を採用。空気感の表現力に優れるという楕円針と、ナイフエッジトーンアームの組み合わせにより、ナチュラルでバランスの整った解像度の高いサウンドを、購入後すぐに楽しめるという。

出力端子はフォノ/ライン切替式のアナログRCA。ワウフラッターは0.1%以下。SN比は67dB(A-weighted、20kHz LPF)。トーンアーム部の針圧可変範囲は0~5g、適用カートリッジ重量は3~12g。

消費電力は1.5W(スタンバイ時0.5W以下)。本体サイズは420×356×117mm(幅×奥行き×高さ/ダストカバー装着時)、重さは約5kg。フェルトマット、ドーナツ盤用アダプター、カウンターウェイト、ヘッドシェル(AT-VM95E装着済み)、GND端子付きRCAケーブル、ACアダプターなどが付属する。

  • 背面

TN-350-SE

天然木突板に多層塗りを施した、光沢仕上げのキャビネットを採用。主要なパーツをマウントするコア材は高密度MDFで、スリムな外観と高い剛性・制振性を確保した。

アルミ・ダイキャスト製プラッターの駆動にベルトドライブと高トルクDCモーターを採用。高精度ステンレススチール製スピンドルと、耐久性の高いブロンズ製スピンドルホルダーで回転の精度を高めた。回転数は33 1/3回転、45回転に対応する。

ユニバーサル式のスタティックバランス型S字トーンアームを装備し、オーテク製MM(VM)型カートリッジ(AT100E相当)を装着済み。トラッキングエラーを防ぐアンチスケーティング調整機構と、シビアな針圧調整が可能なカウンターウエイトを採用している。

  • アンチスケーティングや針圧の微調整が可能なトーンアーム基部

フォノイコライザーを搭載し、フォノ入力を持たないシステムに直接接続できる。オペアンプには新日本無線製NJM8080を採用した。

出力端子はフォノ/ライン切替式のアナログRCA。ワウフラッターは0.2%。SN比は67dB以上(A-weighted)/60dB以上(unweighted、20kHz LPF)。トーンアーム部の針圧可変範囲は0~5g、適用カートリッジ重量は4~8g。

消費電力は1.5W以下(スタンバイ時0.5W以下)。本体サイズは420×356×117mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約4.9kg。ラバーシート、ドーナツ盤用アダプター、カウンターウェイト、ヘッドシェル(AT100E装着済み)、オーディオケーブル、ACアダプターなどが付属する。

  • 背面