米NVIDIAは11月17日(現地時間)、2022年度の第3四半期(8~10月期)の決算を発表し、四半期売上高が過去最高となる71億ドルであったことがわかった。ゲーム分野とデータセンター分野で記録的な売上があったという。純利益でも過去最高を更新した。
同四半期決算にて、売上高は前年同期比50%増(前四半期比9%増)の71億ドル。うちデータセンター分野の売上高は前年同期比55%増の29億4,000万ドル、ゲーム分野は前年同期比42%増加の32億2,000万ドルと顕著な伸びを見せている。GAAPベースの純利益は前年同期比84%増の24億6,400万ドル。
CEOのJensen Huang氏は発表の中で、好調の要因を「NVIDIA AIの需要が急増している。(ゲーム向けGPUの)NVIDIA RTXが、新しい技術によってコンピュータグラフィックスを刷新し、大きく成長しているゲーマーやクリエイターにとって理想的なアップグレードとなっている」と説明したほか、同社が新たなテーマとして注力する「Omniverse」が今後の成長のけん引役になる可能性があると述べている。
NVIDIAは次回の第4四半期の業績予測も発表しており、売上高は74億ドルと、今回を上回るもしくは同水準の好調を維持する見通しとしている。