もう先週に話になるが、ついにというか、いつのまにかというか、新OS「Windows 11」が正式発表になった。たぶん「静かな船出」とか言われるのだろうなと思ったが、やはり静かな船出ではあったようだ。今回も、普段からPCトレンドを伺っている東京・秋葉原の「G-Tune : Garage 秋葉原店」にお邪魔して、さっそくWindows 11で反響などないか訊いてきた。
G-Tune : Garage 秋葉原店の安達店長によれば、特にゲーミングPC専門店ということもあり、予期せぬ問題やゲームパフォーマンスにわずかでも影響する可能性があるOS乗り換えには慎重なお客が多いようだ。さらに現在G-Tune : Garage店舗で販売中の製品については、すべてWindows 11への無償アップグレードに対応しているためか、「Windows 11だから買いたいというニーズはまだ少ないですね」(安達店長)とのことだ。逆に今回は「Windows 11モデルだから買わない」というお客も見当たらなそうなので、あまり気にしていない、というのが正直なところなのだろう。
とは言え楽しみな新OSである。G-Tune : Garageでもすでに数モデルのWindows 11搭載ゲーミングPCの販売をスタートしており、店頭で体験してみることも可能な状態だ。最高クラスのスペックを備えるゲーミングデスクトップPC「G-Tune XP-Z」にWindows 11を載せたマシンも体験可能なので、一度さわってみるのもいいだろう。いつかはメイン環境となっていくWindows 11だ。時間の経過とともに徐々に盛り上がってくるのかもしれない。
もういくつ寝ると…… Battlefieldだ!
一方で、いま盛り上がりを見せているのがエレクトロニック・アーツから来月発売予定の「Battlefield 2042」。先行体験会に参加した弊誌の記者も、「面白かったですよ! ええ、むちゃくちゃ面白かったです!」とやや食い気味に太鼓判を押していた。先日にはオープンベータも無事終了したようで、さすがにもう延期せずにリリースされそうな気配である。さて、このむちゃくちゃ面白いBattlefieldだが、とにかく推奨スペックの高さも話題となっていたようだ。そのため、「関連してPCのスペックを気にする、というか、もう聞かれる前に、もしかしてバトルフィールドに興味ありますか? とこちらから先に聞いてしまうこともある」(安達店長)とか。
自称(?)FPSガチ勢の安達店長も、「むちゃくちゃ面白かったですよ! だから、かなり期待しています」と個人的にベータ版をやり込み済みの様子だったので、今回は安達店長に「Battlefield 2042」が快適に楽しめるオススメのゲーミングPCを何台か挙げてもらうことにした。(性能も値段も)上からまずは本命が「G-Tune XN-Z-CM」(Core i7-10700K&GeForce 3080で税込256,960円)、続いてコスパ重視では「G-Tune HM-B-3060Ti」(Core i7-10700F&GeForce 3060 Tiで税込192,280円)の2モデルがBattlefield 2042の店長推奨モデルだ。
目安としては、144HzプレイならGeForce RTX 3070 Tiから、144Hzはりつきは難しいが最高画質で100fps前後出るのがGeForce RTX 3070~3060 Tiというので、GPU的にはこのあたりが快適プレイの境目になりそうだ。あとはメモリ容量や、セカンダリのHDDの有無など細かな好みはBTOでなんとかしてしまうという手もある。
特価品も盛り上がっていたぞ!
最後に恒例の特価品情報。店舗在庫限りの限定特価になっていたのがゲーミングデスクトップの「G-Tune PM-Z-O-WA」。CPUにCore i7-9700、GPUにGeForce GTX 1660 Super、メモリ16GBでストレージはMVMe SSD 512GBという構成で税込117,480円。やや旧スペックだが格安で、さらに通常1年保証が3年延長保証にもなっていた。
そしてもう1台。前回の取材でも紹介したクリエイター向けノート「DAIV 7N」のかなり特殊な特価品だが、まだ生存を確認できた。元展示品を工場リフレッシュ、17.3型(4K UHDパネル)で、CPUはCore i7-9700、GPUはGeForce RTX 2080で、クリエイター向けとはいいつつ、ゲーミング用途も視野に入る。前回紹介時は税込208,780円まで下がっていたが、今回取材時は税込197,780円まで再値下げ、本日からさらに1万円値下げするという。いつ押すのか、いまは引くのか、もはや店長と我々とのチキンレース状態に突入である。