VAIOは10月13日、軽量コンパクトなビジネス向けノートPC「VAIO SX」シリーズに、第11世代Intel Coreプロセッサ(Tiger Lake)の搭載で大きく性能を高めた新モデルを発表した。14.0型の「VAIO SX14」と12.5型の「VAIO SX12」をラインナップしており、10月22日から発売予定。価格はオープンプライスで、実売価格は両モデルで共通して133,100円前後から。
VAIOのビジネス向けコンパクトモデルに、第11世代Intel Coreプロセッサ(Tiger Lake)を搭載した新モデルが登場する。ボディやキーボードなど、各所に最上位モデル「VAIO Z」の開発で培われた技術が投入されている点が大きな特徴だ。天板には立体成型カーボンを採用して軽量化と剛性アップを達成し、ボディはMIL-STD 810規格に準拠する多くの品質試験をパスした高いタフネスを実現。キーボードはVAIO Zで新開発したパンタグラフユニットを継承しており、指を置いた瞬間から打鍵するまで、手先に吸い付くような心地よいフィーリングを目指したとしている。
新プロセッサの搭載で、一部構成を除いてIntel Evo Platformに準拠している点もポイント。高い性能や高速なスリープ復帰、最大30時間のバッテリー持続時間を実現し、カスタマイズモデルにはDCI-P3 99%をカバーする4K UHD液晶ディスプレイ搭載モデルもラインナップする。ディスプレイは開くとキーボードがせり上がるチルトシフトヒンジで、さらに180度の開閉も行える。
SX14はカラーバリエーションに「ファインブラック」「ファインホワイト」「アーバンブロンズ」「ブライトシルバー」の4色をラインナップし、SX12ではこれに加えて「ローズゴールド」の5色を用意する。キーボードの印字やオーナメントまで真っ黒に統一した「ALL BLACK EDITION」も従来モデルに引き続いて展開し、さらに勝利への験を担ぐという日本の吉兆伝統色を採用した「勝色(かちいろ)特別仕様」も数量限定で販売する。全モデルでWindows 11を標準搭載しており、各モデルにおける個人向けカスタマイズの主な仕様は以下の通り。
VAIO SX14
- OS:Windows 11 Home / Pro
- プロセッサ:第11世代Intel Celeron 6305 / Core i3-1115G4 / Core i5-1155G7 / Core i7-1195G7
- メモリ:LPDDR4X 8GB / 16GB / 32GB
- ストレージ:M.2 NVMe 128GB~2TB SSD
- ディスプレイ:14.0型液晶フルHD(1,920×1,080ドット) / UHD(3,840×2,160ドット)
- インタフェース:Thunderbolt 4×2、USB Type-A×2、HDMI×1、LAN×1
- サイズ:W320.4×D13.3~17.9×D222.9mm
- 重さ:約999g~1,064g
- カラーバリエーション:ファインブラック / ファインホワイト / アーバンブロンズ / ブライトシルバー / ローズゴールド / ALL BLACK EDITION / 勝色特別仕様
VAIO SX12
- OS:Windows 11 Home / Pro
- プロセッサ:第11世代Intel Celeron 6305 / Core i3-1115G4 / Core i5-1155G7 / Core i7-1195G7
- メモリ:LPDDR4X 8GB / 16GB / 32GB
- ストレージ:M.2 NVMe 128GB~2TB SSD
- ディスプレイ:12.5型フルHD(1,920×1,080ドット)低消費電力仕様
- インタフェース:Thunderbolt 4×2、USB Type-A×2、HDMI×1、LAN×1
- サイズ:W287.8×H15.0~17.9mm×D205.0mm
- 重さ:約887g~925g
- カラーバリエーション:ファインブラック / ファインホワイト / アーバンブロンズ / ブライトシルバー / ローズゴールド / ALL BLACK EDITION / 勝色特別仕様