「東京ゲームショウ 2021 オンライン」において、第25回の「日本ゲーム大賞(Japan Game Awards)」の「年間作品部門」受賞タイトルが発表された。「大賞」に選ばれたのは『Ghost of Tsushima』と『モンスターハンターライズ』の2タイトルだ。

美しいグラフィックと壮大なストーリーと多彩なアクション、そしてゲーム音楽にいたるまで圧倒的なクオリティで描かれた『Ghost of Tsushima』には、一般ユーザーから「日本人より日本を理解した荘厳なグラフィックと世界観。一度はプレイしてみるべき傑作」「米国で生まれたとは思えないほど和風。四季を感じる美麗なグラフィック。私は一生忘れない神ゲーだと思う」「黒澤モードが美しく感動、最後は大泣きをしてしまいました。人生ベストゲームです」「ここまで日本を美しく表現したゲームがアメリカで製作されたということに驚きと感動を覚えました」「時代劇ゲームとして最高峰の出来。これほどまでに時代劇愛が反映されたゲームが海外メーカーから出たことに軽く嫉妬を覚えた」などの声が寄せられた。

シリーズで7回目の年間作品部門の大賞を受賞した『モンスターハンターライズ』には、一般ユーザーから「モンハン史上今までにない動きでモンスターを狩って行くのが最高に楽しい」「日本が舞台となっていて、過去作の雰囲気とは大きく違う状況の世界線に心が踊った」「ハードがSwitchなこともあって、ライトなプレイヤーでも、今作から初めてモンハンをやってみた人も多かったと思う。モンハン歴は10年以上ありますが、正直、今作が今までで一番面白かったです」「今までのよりも色鮮やかで動きもスムーズで綺麗だし、声優の方も豪華。昔とは考えられないくらいクオリティが上がったし、気に入った」「ゲームの楽しさの仕組みの原点に立ち返っているとも言えるタイトルではないでしょうか」などの声が寄せられた。

そのほか、「優秀賞」は『ウマ娘 プリティーダービー』『原神』『天穂のサクナヒメ』『バイオハザード RE:3』『バディミッション BOND』『ファイナルファンタジーVII リメイク』『The Last of Us Part II』が受賞。『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』は「優秀賞」と「ベストセールス賞」を受賞した。

「グローバル賞 日本作品部門」は『あつまれ どうぶつの森』が、「グローバル賞 海外作品部門」は『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』が受賞した。

なお、対象は2020年4月から2021年3月末までに日本国内で発売された作品。2021年4月19日から7月23日までの一般投票と日本ゲーム大賞選考委員会の審査により各賞を決定した。グローバル賞のみ、2020年1月から12月末までの作品が対象だ。

そのほか、桜井政博氏をはじめ、日本のトップクリエイターがプロの視点で「創造性」や「斬新性」を基準に評価し、最も優れた作品を1つ選出する「ゲームデザイナーズ大賞」は、『マリオカート ライブ ホームサーキット』が受賞。近年に制作・発表された作品の実績から日本のコンピュータエンターテインメントソフトウェア産業の成長・発展に寄与し、多大なる貢献をされた人物や団体に贈られる「経済産業大臣賞」には、「信長の野望」「三國志」シリーズなどを手がけるシブサワ・コウ氏が選ばれた。