米Boseは8月31日(現地時間)、ノイズキャンセリング対応オーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホンの新製品「QuietComfort 45」を発表した。2017年秋に発表したQuietComfort 35 IIの後継機種で、ノイズキャンセリング機能がアップデートされ、Awareモードという外音取り込みモードを備える。価格は329.95USドル。充電ケーブル、オーディオケーブル、キャリングケースが付属する。カラーはブラックとホワイトスモーク。31日からBose.comで予約販売を開始、米国などでの発売日は9月23日。

ノイズキャンセリングヘッドホンの開拓者的な存在であるQuietConfortシリーズの成熟したデザインを踏襲しながら、よりモダンに、すっきりとしたデザインにまとめた。クッション部分にひだやシワがなく、コンポーネント間のギャップが目立たないスムースな外観だ。

右イヤーカップは、音量アップ、音量ダウン、マルチ機能(通話の応答、音楽再生コントロールなど)の3つのボタンと電源/Bluetoothスイッチ、電源ケーブル用のポートを備える。左イヤーカップにはアクション・ボタンと2.5mmオーディオケーブル・ポート。アクション・ボタンではノイズキャンセリング機能のモード(Quiet/Aware)の切り替えや通話時のミュートなどを操作できる。

ノイズキャンセリングのQuietモードは、最高レベルのノイズキャンセリングで周囲のノイズを除去する。QuietComfort 35 IIに比べて中音域の除去が向上しており、通勤電車、忙しい時間帯のオフィスやカフェといった環境においてより効果的にノイズをブロックする。外音を取り込むAwareモードは、ヘッドホン内で周囲の音をバランスよく再現。ヘッドホンを装着していないような自然な感覚で、周囲の音も聞きながら音楽などを優れたオーディオで楽しめる。また、通話や音声コマンドではビームフォーミングマイクがユーザーの声を分離し、ノイズキャンセリングと組み合わせて、会話の相手や音声アシスタントが聞き取りやすいようにユーザーの声を目立たせる。

Bluetooth 5.1に対応し、30フィートの広い範囲で安定した接続で利用可能。同時に最大2台と接続してそれらの再生をシームレスに切り替えられる。バッテリー駆動時間は最大24時間(QuietComfort 35 IIは最大20時間)。充電ケーブル用のポートはUSB-C。2.5時間以内でフル充電が可能、急いでいる時でも15分間で3時間再生分を充電できる。