積水ハウスは8月30日から、スマートホームサービス「PLATFORM HOUSE touch(プラットフォームハウスタッチ)」の販売を開始する。同社が掲げる「プラットフォームハウス構想」の第1弾となり、外出先から住宅設備の遠隔操作を実現する間取り連動型のスマートホームサービスだ。

  • 積水ハウスのスマートホームサービス「PLATFORM HOUSE touch(プラットフォームハウスタッチ)」

販売当初は、茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県の新築戸建て住宅が対象。2021年12月1日からは、沖縄県を除く各都道府県で販売を予定している。PLATFORM HOUSE touchの価格は、導入するセンサー類や数、対応家電などによって変動するが、おおむね50~80万円程度を見込んでいる。稼働後はクラウドサービスも必要となり、こちらは月額2,200円だ。

PLATFORM HOUSE touchの特徴は、家の間取りと連動したスマートフォンアプリを使って、視覚的・直感的に家の対応機器や設備を操作できること。宅内の温度が高くなると熱中症アラートを出したり、家族が帰宅したことを通知したりする機能もある。アプリの対応OSは、iOS 11.0以上、Android 7.0以上だ。PLATFORM HOUSE touchの機能概要は以下の通り。

  • 玄関施錠、エアコン、照明、湯はり、床暖房、窓シャッターの操作、タイマー設定
  • 窓、玄関ドアの状態確認、不正開放を通知
  • 温湿度センサーで住環境を可視化、熱中症のアラート
  • 火災警報器の鳴動のお知らせ
  • 家族の帰宅、外出の通知をお知らせ
  • 家族の機器操作履歴の確認
  • アプリのリモコン機能

  • アプリの通知(宅内の窓などが開いたとき)

  • アプリの通知(家族が行った操作や家族の帰宅など)

  • アプリでは宅内の温度環境も分かり、温度が高い部屋のエアコンをオンにしたりできる

また、PLATFORM HOUSE touchはホームゲートウェイとして「エッジシステム」という端末を用い、宅内のすべての対応機器はエッジシステムを経由してクラウドとアクセスする。一般社団法人 重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS:Connected Consumer Device Security Council)が定めるスマートホーム分野のセキュリティガイドラインに準拠しており、認定マークを取得済み。宅内の機器が直接インターネットにつながるのではなく、エッジシステムの端末を介することで、高いセキュリティレベルを実現している。