ソニーは、首にかけて使えるワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」を7月30日に発売する。価格はオープンプライス。店頭価格は15,000円前後を見込む。
クリアな音が広がるフルレンジスピーカーユニット×2基とパッシブラジエーター、2つの高性能マイクを内蔵。軽量で柔軟な装着感を実現し、家事をしながらスマホの音楽をワイヤレス再生したり、Bluetooth送信に対応したテレビの音声を聴いたりするときに使える。
テレワーク向けに、オンライン会議での通話に適した機能を備え、スマートフォンとPCなど2台の機器を同時接続するマルチポイント機能も装備。連続20時間使えるロングバッテリーを内蔵し、キッチンなど水回りで使えるようにIPX4相当の防滴機能も備えるなど、普段使に適した機能を装備している。
なお、同社のウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」(2017年発売)は、バイブレーション機能を備えており(SRS-NB10は非搭載)、ネット配信動画や映画などを迫力あるサウンドで楽しむエンターテインメント向けモデルとして今後も併売する。
首に掛けたときに右側にくる部分に2基のマイクを内蔵し、ビームフォーミング技術を活用した「高精度ボイスピックアップテクノロジー」や、独自の通話用ノイズキャンセリング技術を活用して、相手にクリアな声を届けられるとする。また、受話時にはノイズやハウリング、エコーを抑える信号処理技術を投入し、音が途切れず相手の声がハッキリ聞こえるようにした。なお、高精度ボイスピックアップテクノロジーは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」で採用している技術と同じ名前だが、SRS-NB10では骨伝導センサーは備えていない。
ボタンひとつでSRS-NB10のマイクをオン/オフできる、「マイクミュートボタン」を右側に装備。オンライン通話ソフトのマイクミュートボタンとは連動しないが、マイクオフ時に消音していることを知らせる通知音が「プッ、プッ」と7秒間隔で鳴り、マイクの状況を把握しやすくしている。この通知音はオフにはできない。右側にはペアリング兼用の電源ボタンと、充電用のUSB Type-C端子も備える。
また、左側には音量調節ボタンと再生/通話ボタンを備え、首元で簡単に各種操作が行える。
約113gの軽量設計を採用し、身体への接地点を考慮して重さを分散させることで、長時間装着しても疲れにくい構造となっている。また、耳をふさがず、周りの音を聴きながら家事やオンライン通話が行え、来客のインターホンなどの音や、家族との会話も聞き漏らさないようにした。
連続使用時間は最大20時間で、充電時間は4時間。10分の充電で60分使える急速充電にも対応する。Bluetooth 5.1準拠で、対応コーデックはSBCとAAC。最大8台までの機器をペアリングでき、異なる2台の機器に同時接続するマルチポイント機能にも対応する。本体サイズは約191×18×49mm(幅×奥行き×高さ)。収納ケースなどは付属しないが、充電用のUSB Type-Cケーブルを同梱する。