シャープは7月2日、独自のプラズマクラスターを搭載した縦型洗濯乾燥機「ES-PW11F」を発表、8月5日に発売します。専用アプリを使って、予約時間の変更などより便利になりました。
新モデルのES-PW11は、洗濯容量11kg、乾燥容量6kgの縦型洗濯乾燥機。価格はオープンプライス、推定市場価格は262,000円前後となっています。独自の「穴なし槽」を備えている点が特徴です。
穴なし槽は、従来のモデルからシャープの洗濯機が搭載している人気の機能の1つ。洗濯槽の外槽に水を溜めない構造を採用し、洗濯槽の外側についた黒カビや汚れが槽内に進入しないため、いつも清潔な水で洗い・すすぎができるというもの。ムダな水を使わないため、節水にもつながります。
ES-PW11Fは、ユーザーの生活意識の高まりに応えるため、プラズマクラスター機能を搭載。「プラズマクラスター槽クリーン」では、洗濯槽内にプラズマクラスターイオンを放出し、カビ菌を抑制します。さらに、洗濯槽内にプラズマクラスターイオンを充満させることで衣類の除菌・脱臭も行えるため、制服などすぐに洗えない衣類も清潔に保てますね。
ほかにも、洗濯物に直接触れるバランサー、パルセーター、糸くずフィルターにAg+成分を配合した抗菌樹脂を用いるなど、清潔性が気になる人にはうれしい機能を備えています。
ガンコな汚れを落とす、つけおき洗いコースが進化
ES-PW11Fでは、つけおき洗いコースも進化しました。新搭載の「温つけおき洗いコース」は、温風で洗濯水と衣類を温め、高濃度の洗剤液と強力な水流で洗浄した後につけおき洗いするコース。従来モデルと比べて、つけおき時間を約30分長くすることで、ガンコな汚れを落としやすくします。
シャープによると、「吹き出し温度は約90℃、温風が当たっている衣類の表面温度は約40℃。温つけおき洗いコースの1回あたりの電気代は約11円(定格容量4.5kg)」とのこと。この電気代なら気軽に使えそうです。
専用アプリ「COCORO WASH」で予約も簡単
ES-PW11Fはスマートフォンとも連携し、専用アプリ「COCORO WASH」を使うとさらに便利に使えます。COCORO WASHは、天気予報をもとに洗濯のアドバイスをしてくれたり、浴衣など洗い方がわかりにくい衣類の洗濯方法を教えてくれるなど、洗濯をアシストするアプリです。
新たに、外出先から予約した洗濯終了時間の変更や、乾燥運転の追加・取り消しができるようになりました。
例えば、洗濯の予約をしたまま外出したとき、予定より早く帰宅しそうと思ったら、帰宅時間にあわせて終了時間を変更します。これなら効率よく洗濯をこなせますね。予約時間は、運転開始直前まで変更可能です。
自宅にいるときもCOCORO WASHアプリはオススメ。洗濯終了時間を通知するほか、乾燥の追加・取り消しをアプリ上で行えて簡単です。
シャープによると、テレワークの浸透などによって、休日のまとめ洗いから平日のこまめ洗いが増えている傾向とのこと。洗濯を行うタイミングや時間帯も多様化しているので、柔軟に予約変更できるのはうれしい機能です。
洗濯物を取り出しやすく、お手入れもしやすい
ES-PW11Fでは上面のフタを軽量化し、開閉のしやすさを高めています。内フタを備えていないところも特徴です。洗濯物の投入口が広く低めの「WIDEマウス&LOWボディ」は、大量の洗濯物や重い毛布などを出し入れしやすい工夫を施しています。
操作は、必要なキーと表示が光る「光るタッチナビ」。継ぎ目がないフラットなフタなので拭き掃除しやすいところもポイントです。
本体サイズは幅600×奥行き650×高さ1,050mm、運転時間は洗濯が約46分、洗濯~乾燥が約220分。使用水量は洗濯が115L、洗濯~乾燥が88L。
清潔性能のこだわる人のほか、アプリを使って上手に洗濯できる縦型洗濯機。ぜひチェックしてみてください。