アイドルグループ・SUPER☆GiRLSが12日、都内のZepp DiverCityで『結成11周年ライブ-Cha11enge-』および『渡邉幸愛 卒業ライブ~ Happy Love Bloom~』を開催。同日、取材会が行われ、今月末で卒業となる渡邉幸愛、6代目リーダーに就任する阿部夢梨、そして今日付けでグループに加入した新メンバーの萩田帆風、竹内ななみ、田中想(ここな)が参加した。

  • 左から渡邉幸愛、阿部夢梨、新メンバーの萩田帆風、竹内ななみ、田中想

今月末に卒業する、リーダーの渡邉にとって最後のライブ。「1曲1曲が最後なんだと寂しい気持ちでしたが、今はどちらかというと未来に向かっていく楽しみな気持ち」と現在の心境を吐露。スパガでの7年間を「個人的につらかったのは加入した当初。新メンバーを入れることが初めてのことで、上手く自分を出せなくてもどかしかった。そこから支えていただいてもらって、7年半はここでしか経験できない素敵な時間になった。リーダーとしての2年半もすごく大きい。アイドルとしても1人の女性としても成長できた」と少し泣きそうな表情で回想。アイドル人生は「やりきった」と悔いはなく、「最後まで全力で楽しんで新しいスパガに託したい」とした。

卒業と当時に事務所も退所する。今後については「アイドルではできなかったことと、やりたいことがあるので、その夢に一歩ずつ近づけたら」と渡邉。具体的な目標を聞くと、「決まっているけど表には言っていない」と明言は避け、「自分なりに頑張っていきたい」と意気込んだ。

渡邉の卒業、6代目リーダーとなる阿部は「歴代の先輩と比べて私は不器用な性格。お話をいただいたときは正直びっくりで、不安な気持ちが多かった」といい、「でもグループを引っ張る身になった私が不安だとついてこられないから、今は不安ない。フレッシュで明るい、また花を咲かせられるようなグループにしたいきたい。メンバーが倒れそうになったら抱きしめられるリーダーになりたい」と気合十分だ。

新メンバーは5期生となる3人。静岡出身の20歳で、TikTokのフォロワー約25万人の萩田は「新メンバーになれてうれしさよりびっくり。今日パフォーマンスして楽しかったし、アイドルになれたと実感した。スパガのメンバーとして楽しく自分らしくやっていきたい」とにっこり。特技は“マリオのモノマネ”で、この日もカメラの前で堂々と披露。マリオのモノマネは効果音ではなく、まさかのジャンプするマリオのモノマネで、選考に関わった渡邉から「度胸の賜物。彼女はこれで合格にした(笑)」と明かされた。

16歳の竹内は、次期リーダーの阿部から「アイドルの原石」と期待を寄せる逸材。キッズモデル出身で、これまでにガールズユニット「a▽mo」(※▽はハート)、エイベックス育成ユニット「PARLISH」と2つのグループ経験を持つ。「ずっとデビューを目指して歌とダンスを頑張ってきた。今日ステージに立って、実感が湧いた。まだまだ未熟で失敗もあるけど、私なりに全力で頑張っていきたい」と語った。

現在15歳の田中は、グループの“新最年少”となる。ゲームやアニメが大好きで、運動も得意という。「合格と聞いて不安で信じられなかったけど、ファンの方の笑顔を見て『アイドルだなぁ』って思えた。これからの活動が楽しみです」と目を輝かせた。

渡邉は「新メンバーには不安をパワーに変えて頑張ってほしい。私は加入当時の写真、イモすぎて見られない(笑)。だからできるだけかわいく!夢梨は夢梨らしいリーダーになってほしい。なにより楽しんで、スパガの第5章を作ってほしい」とエールを送った。

6月12日はスパガ結成11年となる記念日。この日のライブ11周年ライブ・渡邉卒業ライブの2部構成で、会場にはコロナ対策のため収容人数半分以下となる1060人のファンを入れて実施した。