ジャストシステムは6月1日、Apple Silicon(Apple M1)搭載のMacに正式対応した日本語入力システム「ATOK for Mac」を、月額サービス「ATOK Passport」で提供開始した。

ATOK Passportで提供される最新の「ATOK for Mac」(Tech Ver.32.1)は、Apple Silicon(M1)搭載Macと共に、Intelチップ搭載のMacでも同一プログラムが動作するユニバーサルバージョンに進化。これまで「ATOK for Mac」は、M1 MacではRosetta 2で動作していたが、2020年12月の新機能発表の折に、Apple Siliconへの対応を予告していた。今回、正式に対応を開始したかたちだ。

対応OSは、macOS Mojave/Catalina/Big Sur。日本語環境以外での動作は保証していない。また、UNIXファイルシステムフォーマットのパーティションでは使用できない。

ATOK Passportは、最新のATOKをWindows/macOS/Android搭載のデバイス計10台まで混在して利用でき、各デバイスを同期して使い慣れた入力環境に統一できるのが特徴。月額330円のベーシックプランと、Android 11対応の「ATOK PASSPORT PRO」や利用できるクラウドサービスが増える月額550円のプレミアムプランを展開している。プレミアムプランの機能がすべて使える1年プラン(6,600円)や3年プラン(17,820円)も用意する。

  • MacBook Air(M1)のアクティビティモニタでプロセスを確認したところ。プロセスの種類が「Apple」に変わっている

  • 従来バージョンはRosetta 2で動作しており、プロセスの種類は「Intel」と表示されていた