中国でスマートフォンや各種スマートデバイスを展開しているrealmeは4月8日、日本でのブロンドローンチを発表。第1弾として、ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなどの5製品を、4月15日から順次発売する。
realmeはもともとOPPOのブランドで、おもに低価格スマートフォンを手がけていた。OPPOから分離独立したあとも、低価格スマートフォンを武器に急成長。今回、日本でのブランド展開をスタートするが、第1弾としてスマートフォンは含まれなかった。将来的には、日本市場にもrealmeのスマートフォンが投入される可能性は高い。
realme Buds Air Pro
realme Buds Air Proは、最大35dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を備える完全ワイヤレスイヤホン。ホワイトとブラックの2色を用意し、4月15日に発売する。価格は13,800円。
操作はタップ式で、高音域に優れる10mmのダイナミックドライバーによって、耳の中にクリアな高音を響かせるとしている。タップ操作で音声アシスタントを呼び出したり、ペアリングしたスマートフォンのアプリを使ってANCや音質のカスタマイズなどが可能。
急速充電に対応しており、10分の充電で約3時間の再生(フル充電は約2時間)。イヤホンのみの連続使用時間は約5時間(ANCオフ時は約6時間)、充電ケースと合わせた使用時間は約25時間(ANCオフ時は約31時間)となる。ほか、着用検知機能やIPX4準拠する防水性能(イヤホンのみ)を持つ。
インタフェースはBluetooth 5.0で、コーデックはAACとSBCに対応。周波数特性は20Hz~20KHz。重さは片耳約5g、充電ケースは約39g。4サイズ(S・M・L・XL)のイヤーピース、USB Type-C充電ケーブルが付属する。
realme Buds Q
realme Buds Q は、「ワイヤレスを、かっこよく」をコンセプトにしたモデル。エルメスでデザインを手がけるジョゼ・レヴィ氏が制作に関わっており、川辺の丸石をイメージする「Cobble」デザインを採用している。重さが約片耳3.6gしかなく、充電ケースも約28.2gと軽いので持ち運びやすい。
音質は奥行きの深い低音をチューニング。機能面ではノイズキャンセリングと着用検知には対応していないものの、そのほかの仕様はrealme Buds Air Proとほぼ共通。本体カラーはホワイトとブラック、発売は4月15日、価格は13,800円。
realme Buds Wireless Pro
realme Buds Wireless Proは、ネックバンド型ワイヤレスイヤホン。ホワイトとブラックの2色を用意し、4月15日に発売する。価格は11,800円。
13.6mmの大口径ダイナミックドライバーを内蔵し、コーデックはLDAC、AAC、SBCに対応。高音域から低音域までクリアな音を出力し、迫力あるサウンドを楽しめる。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載しており、最大35dBの外部音を遮断。連続再生時間は、ANCオンのAACで約16時間、ANCオフのAACで約22時間となっている。本体はIPX4準拠の防水性能を備え、インタフェースはBluetooth 5.0、重さは約33g。3サイズ(S・M・L)のイヤーピース、USB Type-C充電ケーブルが付属する。
realme Watch S
realme Watch Sは、健康管理機能を中心としたウェアラブルウォッチ。5月以降に発売し、価格は9,980円。
血中酸素レベル測定や心拍数測定などが可能で、スマートフォン用アプリ「realme Link」と連携して健康状態を可視化する。ほか、睡眠モニター、水分補給リマインダー、運動リマインダーなどの機能も搭載。ただし医療機器ではないため、病気などの診断・治療・予防といった用途には使えない。
16種類のスポーツモードを搭載し、各スポーツの成果も記録可能。対応するのは、屋外ランニング、屋外サイクリング、ウォーキング、エアロバイク、ウエイトトレーニングなど。スマートフォンとの連携では、音楽コントロール、カメラコントロール、着信通知、メッセージ通知、端末探索といった機能を提供する。
ディスプレイは1.3インチサイズで、解像度は360×360ドット。文字盤も100種類以上から自由に選べる。バッテリー容量は390mAhで、バッテリー持続時間は約15日間。センサー類は、3軸加速度、心拍、感光、装着検知。インタフェースはBluetooth 5.0で、IP68準拠の防塵・防水性能を備える。本体サイズは約259.5W×D47×H12mm、重さは約48g(ストラップ含む)。
realme 20000mAh Power Bank 2
realme 20000mAh Power Bank 2は、容量20,000mAhのモバイルバッテリー。ブラックとイエローの2色を用意し、5月以降に発売する。価格は4,980円。
充電用ポートとして、USB Type-C×1基、USB Type-A×2基を搭載し、3台のデバイスを同時に充電可能。最大18Wでの急速充電に対応し。急速充電規格はUSB PD、Quick Charge、PE、AFCなどをサポート。ワイヤレスイヤホンなどに適した電流で充電する低電流モードもある。
各種保護機能は、過熱防止、過充電、過放電、入出力過電圧、過電流、出力不足電圧、入力サージ、電磁場、入力不足電圧、短絡、静電気、短絡、回路識別などに対応。本体サイズは約W150×D72×H27.5mm、重さは約495g。