俳優の唐沢寿明が、きょう26日に最終回を迎えるテレビ朝日系ドラマ『24 JAPAN』(23:15~ ※一部地域除く)への思いを語った。

  • 唐沢寿明=テレビ朝日提供

同作は米国ドラマ『24』初の日本版リメイクで、日本初の女性総理誕生への期待が高まる総選挙当日の24時間を克明に描写したドラマ。昨年10月から放送されてきた同作だが、日本版ではどんなラストが待ち受けているのか。1年におよぶ撮影で日本版ジャック・バウアー=獅堂現馬を全身全霊で演じた唐沢は「作品として全体的によくできていた、と僕は思います」と手応えを見せる。

そして「あれだけ世界を席巻したオリジナル版をもとに、新しい作品を作るのは大変なこと」と苦労を吐露ながらも、「日本が舞台ではあるけれど、どこでロケをしているか分からないような絶妙な場所をチョイスし、オリジナル版の世界観を損なわない範囲で日本版を作ることができた。それはすごく良かったと思います。スタッフの力量とセンスを感じました」とスタッフに賛辞を送った。

最終回では、日本初の女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の暗殺計画を阻止すると同時に、テロ集団から命を狙われた妻・六花(木村多江)と娘・獅堂美有(桜田ひより)を救い出すため、現馬は命をすり減らして戦い抜く。

唐沢が放送開始時から力説してきたのは、「家族の絆」こそが最大のテーマであるということ。劇中でも随所で、家族を思う心情が描かれてきた。唐沢は「娘オリジナル版はもっとクールで堂々とした感じがあったので。電話で家族と話すだけのシーンでも、違いがあると思います」と印象的なシーンで説明。

ラストシーンでは、日本版ならではの「驚きの結末」を用意。唐沢は「オリジナル版のラストを見たとき、『何なんだ、この終わり方は!』と衝撃を受けたんですよ。ああいった観客を驚かせる演出は、ドラマにおいて必要なこと。『24 JAPAN』のラストはオリジナル版とはまた少し違うけれど、これもまた驚かせるという点ではアリだと思いました」と感想を述べた。

さらに、先週放送の第23話で発覚した「CTUに潜伏する第2の内通者」との戦いも。唐沢は「内通者の正体も、それが判明してからの展開も僕自身、本当に驚いたんです。だから、オリジナル版を見た方々にはどうか『オリジナル版ではこうだった』と漏らさないでいただきたいですし(笑)、本当にまっさらな状態で『24 JAPAN』ならではの最終回に驚いていただきたい!」とアピールし、「楽しんでいただける作品であることは間違いない! できればリアルタイムで、それぞれのご都合で厳しければ、録画なり何なりでもいいので、ぜひご覧いただき、『24 JAPAN』が放つインパクトを体感していただきたいです」と、視聴者に向けて熱いメッセージを送った。

テレビ朝日・AMEBA・TELASA共同プロジェクトの同ドラマは、ABEMAとTELASAで全話一挙配信、オリジナルストーリーも配信されている。