iPhoneに着信があると、ディスプレイに相手の名前や電話番号が表示される画面(着信画面)に切り替わります。呼び出されている間は着信画面が表示され続け、応答しなかったときは不在着信を知らせる通知が表示されます。

『設定』→「通知」画面で「電話」アプリの通知をオフにすると、以降通知は表示されなくなります。効果としては「おやすみモード」に似ていますが、着信そのものに影響はなく、呼び出し音とバイブレーションはそのままです。着信画面も変わらず表示され、電話に応答する手順にも変更はありません。着信そのものをシャットアウトしたければ、機内モードをオンにするか「おやすみモード」を使うことになります。

ただし、この「通知」画面で設定オフにできるのは、システム(iOS)が提供する通知機能に限られます。契約しているキャリアの留守番電話サービスに加入していると、着信時にiPhoneが圏外や電源オフだった場合、SMSを利用して不在着信を知らせるメッセージが届きます。つまり、「メッセージ」アプリからの通知が届く可能性は残ります。

なお、iOS 10以降CallKitという開発フレームワークが公開された結果、多くのサードパーティーの音声通話アプリも純正の「電話」アプリと同じ着信画面を利用できるようになり、着信に応答しなかった場合は不在着信を知らせる通知を送信できるようになりました。それらのアプリの通知も不要という場合は、「電話」アプリ同様に『設定』→「通知」画面で通知をオフにする必要があります。

  • 電話アプリの通知を切るとどうなるの?

    電話アプリの通知をオフにしても、呼び出し音/バイブレーションや着信画面は変わりません