待望の8コアハイエンドが登場

Intelの「Core i9-9900K」「同 i7-9700K」は、第9世代Coreプロセッサ(Coffee Lake Refresh)のハイエンドモデル。第9世代Coreはすでに「同 i5-9600K」のみ発売されていたが、上位モデルの登場が遅れていた。注目は、LGA1151向けとしては初めて、8コアを搭載すること。価格はそれぞれ、66,000円前後と51,500円前後だ。

  • Intelの「Core i9-9900K」。正十二面体の凝ったパッケージになっている

  • 箱の中にはCPUのみ入っている。CPUクーラーは同梱されず、別売となる

どちらも「K」付きのアンロックモデル。両モデルとも8コアの製品だが、i9-9900Kは16スレッド、i7-9700Kは8スレッドという点が異なる。TDPは従来同様、95Wのままだ。

製品は11月2日の朝から発売が開始されたが、入荷数が極端に少なく、入手が難しい状態となっている。特に人気のi9-9900Kは、予約分だけで完売だったり、抽選販売が行われたり、ショップごとに対応は異なるものの、入荷状況が改善される見込みはなく、品薄状態はしばらく続きそうだ。

  • ドスパラは予約分のみで完売

  • TSUKUMO eX.は抽選販売を実施

Ryzen Threadripperに下位モデル

AMDの第2世代Ryzen Threadripper新モデルとして、「2970WX」と「2920X」が発売となっている。2970WXは24コア/48スレッド、2920Xは12コア/24スレッドのモデル。すでに32コアの「2990WX」と16コアの「2950X」は発売中で、これで発表された4モデルが全て揃った形になる。価格はそれぞれ、172,500円前後、86,000円前後。

  • AMDの「Ryzen Threadrippe 2970WX」。パッケージは相変わらず大きい

  • ソケットはTR4。TDPは上位モデル2990WXと同じく、250Wとなる