富士通クライアントコンピューティングは10月17日、2017年秋冬モデルとなる13.3型ノートPC「LIFEBOOK SH」シリーズの新製品2機種を発表した。発売は11月16日を予定する。ラインナップは上位モデルの「LIFEBOOK SH90/B3」と下位モデルの「LIFEBOOK SH75/B3」で、価格はオープン。店頭予想価格は、SH90/B3が220,000円強、SH75/B3が200,000円強(いずれも税別)となる。

LIFEBOOK SH90/B3

LIFEBOOK SH90/B3

「LIFEBOOK SH90/B3」は、第8世代のIntel Core i5を搭載する13.3型ノートPC。ディスプレイは解像度が2,560×1,440ドットのIGZO液晶、ストレージは256GB SSDを採用しており、消費電力性能に優れる。

2017年1月発売の前モデル「SH90/B1」からの変更点は主にCPUで、新たに第8世代Intel Core i5-8250Uを採用。第7世代のCore i5-7200Uを搭載した前モデルと比較して約59%の性能向上を実現している。また、NFCの搭載を見送ったほか、カラーバリエーションからブラックがなくなり、ホワイトの1色のみとなっている。

本体の堅牢設計は継続。一般的な机の高さである76cmからの落下、満員電車を想定した全面加圧200kgf、一点加圧35kgfなどのテストをクリアしている。

主な仕様は、CPUが第8世代のIntel Core i5-8250U(1.60GHz)、メモリが4GB(4GB×1、最大12GB)、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、光学ドライブが脱着可能なモバイル・マルチベイ構造のDVDスーパーマルチ、ディスプレイが13.3型ワイド液晶(2,560×1,440ドット、マルチタッチ対応)など。サウンドはオンキヨー製スピーカーを備え、ヘッドホンでのハイレゾ再生が可能。指紋センサーを内蔵し、Windows Helloに対応する。

OSはWindows 10 Home 64bitで、標準でOffice Home & Business Premium プラス Office 365サービスを搭載する。

通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースは、USB3.1(Gen1)Type-C×1(左側面:USB Power Delivery対応×1)、USB3.0 Type-A×2(右側面×2:うち1ポートはパワーオフUSB充電機能付)。HDMI出力端子×1、D-Sub×1、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート×1、SD(SDHC/SDXC)メモリーカードスロット×1など。

本体サイズは、W315.8×D214×H11~19.8mm、重量はモバイル・マルチベイ用カバー装着時が約1.38kg、スーパーマルチドライブ装着時が約1.48kg。

LIFEBOOK SH75/B3

LIFEBOOK SH75/B3

「LIFEBOOK SH75/B3」は、CPUなどの基本性能はほぼ同等のまま、ストレージが128 SSD、ディスプレイがタッチ非対応の13.3型ワイド液晶となった下位モデル。バッテリ容量はSH90/B3の77Whから51Whに抑えられている。重量はモバイル・マルチベイ用カバー装着時で約1.18kg、スーパーマルチドライブ装着時で約1.28kg。