台湾MSIは12日、AMDのミドルレンジGPU「Radeon RX 470」を搭載したグラフィックスカード「Radeon RX 470 GAMING X 8G」を発表した。13日に発売し、店頭予想価格は税別30,980円。

Radeon RX 470 GAMING X 8G

「Radeon RX 470」は"Polaris"世代の最新GPUで、14nmFinFETプロセスによる製造に加えて、第4世代GCNアーキテクチャの採用により、従来世代の製品から性能が大きく向上したほか、消費電力の削減を実現した。

「Radeon RX 470 GAMING X 8G」は、オリジナル設計によるオーバークロックモデル。付属のユーティリティ付属のユーティリティ「Gaming App」から動作モードを「OCモード」に切り替えると、さらに1,254MHzまでオーバークロックできる。

クーラーは独自の「TWIN FROZR VI」を搭載する。ひねりを加えた羽により風圧が向上した「トルクスファン2.0」と、CPUベースに設置するのヒートパイプを方形にすることで熱伝導効率を高めたスムースヒートパイプ、ヒートシンクの形状を工夫することで、より多くの空気をヒートパイプにもたらすエアフローコントロールテクノロジーにより高い冷却性能を備える。また、低負荷時にはファンの動作を停止するZero Frozr機能をサポートする。

主な仕様は、動作クロックが最大1,254MHz(OCモード時)、メモリは256bit接続の8GB GDDR5、メモリクロックは6,700MHz相当(OCモード時)、TDPは110W、補助電源コネクタが8ピン×1。出力インタフェースはDL-DVI-D×1、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4×2。

■4GBメモリ搭載の「Radeon RX 470 GAMING X 8G」によるベンチマークテスト結果
「Radeon RX 470」を試す - メインストリームゲーマーに向けて投入されたミドルレンジGPUの実力は?