レノボ・ジャパンは9日、同社の法人向けPC「ThinkPad」シリーズの新モデルとして、12型ディスプレイ搭載の2in1 PC「ThinkPad X1 Tablet」を日本国内で発売した。最小構成時の価格は税別202,000円。

ThinkPad X1 Tablet

通常のThinkPadと同様にトラックポイントを備えたキーボードカバーが付属する

「ThinkPad X1 Tablet」は、2016年1月のCES 2016で発表された製品。2,160×1,440ドット(アスペクト比3:2)の12型IPS液晶を搭載し、タブレットとして利用できる一方で、背面のキックスタンドやトラックポイント付きのキーボードカバーと組み合わせて2in1 PCとしても使うことができる。

また、独自の脱着式モジュール方式を採用。追加の内蔵バッテリとUSB 3.0やOneLink+といったインタフェースを増設する「プロダクティビティーモジュール」、2m先に60型の投影が可能なプロジェクタを追加する「プレゼンターモジュール」、Intel RealSense対応の3Dカメラを搭載した「3D イメージングモジュール」の3種類をモジュールを別売りで用意し、本体に取り付けることで機能を拡張する。

「プロダクティビティーモジュール」。モジュール内にバッテリを内蔵し、駆動時間を延長するほか、USB 3.0などのインタフェースを増設できる

プロジェクタとHDMIポートを追加する「プレゼンターモジュール」

Intel RealSenseに対応した3Dカメラを搭載した「3D イメージングモジュール」

「Productivityモジュール」は、「ThinkPad X1 Tablet」と同日、「プレゼンターモジュール」と「3D イメージングモジュール」は4月以降に発売する。

最小構成は、CPUがIntel Core m3-6Y30(900MHz)、メモリが4GB、ストレージが192GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)、ディスプレイが12型フルHD+(2,160×1,440ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。

上位モデルとしてIntel Core m5-6Y54(1.1GHz)/8GBメモリ搭載モデルと、Intel m5-6Y57(1.1GHz)/8GBメモリ搭載モデルを用意する。価格はぞれぞれ税別219,000円と224,000円。

通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1。インタフェースは、USB 3.0×2(Type-A×1、Type-C×1)、Mini DisplayPort×1、microSDカードリーダ、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は最大約10.2時間。キーボードカバーは88キーの日本語配列。クリックパッドとLEDバックライトを備える。

本体サイズと重量は、タブレット本体がW291×D209.5x×H8.45mm/約767g。キーボード装着時でW291×D209.5H13.65mm/約1.065kg。