バランスに優れたパフォーマンスを発揮

本体のディテールを一通り確認したところで、「LM-AR330X2-SH」の基本処理能力をチェックしよう。まずはWindowsの動作の指針となるWindowsエクスペリエンス インデックススコアを「WIN SCORE SHARE」を利用して確認。CPUとメモリが"7.6"、グラフィックス2項目が"6.4"、プライマリディスクが"7.8"とバランスの良い結果が確認できた。

「WIN SCORE SHARE」にて確認したWindowsエクスペリエンス インデックススコア

そのバランスの良さは、Futuremarkの定番ベンチマークソフト「PCMark 8」の結果にも表れている。全体的にボトルネックとなる箇所がなく、CPU内蔵グラフィックスを利用した構成で見劣りしがちな"Casual Gaming"のFPSも40を超えており問題ない。またSSDもこの結果を支えているのは間違いないだろう。「3DMark」の結果もSky Diverまでのスコアはやはり優秀。さすがにFire Strikeの結果は厳しいため最新の3Dゲームを高設定で動かすのは難しそうだが、ゲーム内設定を下げれば動作させることはできそうだ。

「PCMark 8」Home accelerated 3.0によるベンチマーク結果

「3DMark」によるベンチマーク結果

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認した各ストレージの速度は、SSDを搭載しているだけあってさすがに素晴らしい。SSDを搭載しているか否かは体感速度に直結するだけに、7万円台でこの快適さを享受できるのはうれしいところだ。

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したSSD測定結果

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したHDD測定結果

なお、Windows 8.1アイドル時、および3DMark実行時の消費電力は以下の通り。アイドル時には20W半ばにしっかりと抑え、GPU処理能力を必要とする場合はしっかりと利用する、といった形だろう。

消費電力の調査結果
最低【Windows 8.1 アイドル時】 24W
最高【3DMark実行時】 117W