Intel Core M-5Y71搭載PCの性能をベンチマーク

続いてベンチマーク結果を紹介しよう。前述のとおり、今回のテストで試用したのはCPUがIntel Core M-5Y71(1.2GHz)でメモリ容量が8GB、ストレージが128GB SSDの最上位モデルだ。

Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)、いわゆる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の結果は以下のとおりだ。Intel Core M-5Y71は省電力性能を高めたタブレット向けのCPUではあるが、Intel Core i3/i5シリーズ相当といってよいスコアが出ている。レビューにあたって実際にWindows 8.1を利用してみたところ、特にストレスを感じる場面もなく、サクサクと快適に利用できた。

■Windowsエクスペリエンスインデックス

プロセッサ

7.3

メモリ

7.5

グラフィックス

5.8

ゲーム用グラフィックス

5.7

プライマリハードディスク

7.55

CPUの性能を計測する「CINEBENCH」でも、タブレットとしては十分な結果が出ている。スコアとしては、Haswell~Broadwell世代のCore i3 Uシリーズと同程度だ。

「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果

ストレージの速度については、128GB SSDを搭載しているだけあって、HDDよりも高速。SSDとしてはランダムライトがやや遅いが、それでもストレスなく利用できる性能だ。

ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」計測結果

PCの総合的な性能を計測する「PCMark 8」の結果は、以下の画像のとおり。比較的高めのスコアではあるが、結果に3D性能が影響してくる「Home conventional 3.0」と「Creative conventional 3.0」がわずかに落ちている。とはいえ、タブレットスタイルで利用するタイプの端末としてはかなり優秀なスコアだ。

「Home conventional 3.0」の総合スコアは「2214」

「Creative conventional 3.0」の総合スコアは「2153」

「Work conventional 2.0」の総合スコアは「2773」