Broadwell搭載ノートPC「TECRA C50」やセキュアなシンクライアント

また、第5世代のインテルCoreプロセッサを搭載した「TECRA C50」を初披露したほか、10.1型タブレット「ENCORE 2 WT10PE-A」、8型タブレット「ENCORE 2 WT8PE-B」も米国で発売すると発表。タブレットの価格は、それぞれ349ドル、399ドルとなっている。

さらに、15.6型の4K裸眼3Dディスプレイを搭載したノートPCを参考展示。専用メガネが不要で、高精細な画質を維持したまま、2Dと3Dを切り替えて利用できる。現在は市場調査を行いつつ、用途の可能性を模索。医療分野での利用を想定しているほか、3Dプリンタの普及に合わせて、導入提案活動を行っていく考えだという。

TECRA C50は第5世代インテルCoreプロセッサ(開発コードネーム:Broadwell)へと進化

15.6型4K裸眼3Dディスプレイを搭載したノートPCを参考展示

10.1型タブレット「ENCORE 2 WT10PE-A」

8型タブレット「ENCORE 2 WT8PE-B」

シンクライアントと管理ソリューションを組み合わせた「TZCS」(東芝ゼロクライアントセキュアード)のデモンストレーションも行っていた。展示では、Z40およびC50という2台のノートPCをベースに改造し、HDDを取り外したプロトタイプを用意。ネットワークに接続するとサーバーが認証し、必要なアプリケーションやデータをダウンロードする。ネットワークから切断するとPCがシャットダウンし、RAM上のデータも消去され、手元には何もデータが残らない仕組みだ。

この動作は、盗難などでネットワーク遮断を認識した場合にも有効である。さらに、管理ソフト側から、対象のシンクライアントに対して、ネットワークに接続できないように指定するといったことも可能になり、セキュアな環境を実現できる。今後、製品化に向けて準備を進めていく。

シンクライアントと管理ソリューションを組み合わせたTZCS(東芝ゼロクライアントセキュアード)

本体を裏から見たところ。右下部には、通常はHDDが搭載されているが、それがない

盗難された場合など、認証できないようにサーバー側から管理できる

シンクライアント側は強制的にシャットダウンされる