本体サイズは幅480×奥行き345×高さH188mmで、重量は約10.4kgだ。同価格帯のインクジェット複合機と比べると、いくぶん大きく重い印象を受ける。ただ、A3対応でADFを搭載していることを考えれば、むしろコンパクトといえるだろう。

給紙トレイは全部で3つ。前モデルにも搭載されていたフロント給紙トレイとリア手差し用トレイのほか、J4220NではA4サイズからL判までの用紙に対応する「多目的トレイ」が追加された。多目的トレイにはA4普通紙なら最大80枚、ハガキなら最大50枚までセットできる。前面のトレイと合わせると、A4普通紙で合計230枚、ハガキなら合計80枚もセット可能だ。

前面下部にある給紙トレイ(写真左)。背面部のカバーを開けると、ふたつのトレイを利用できる。手前側が手差し用のトレイで、奥側が多目的トレイだ(写真右)

多目的トレイにはA4普通紙を最大80枚セットできる(写真左)。A3サイズに対応する手差しトレイには1枚ずつ給紙。用紙を支えるサポーターが追加されたため、紙を離しても折れ曲がることがなくなった。これは大きな改良点だ(写真右)

給紙トレイの上部には、引き出し式の排紙トレイがある

新たに装備したADFは、原稿台カバーの上部に配置されている。A4から名刺までの用紙サイズと、両面読み取りに対応する。A4普通紙なら最大20枚、名刺やハガキなら最大10枚の同時読み取りが可能だ。もちろん従来どおり、フラットベッドタイプのスキャナとしても利用できる。手頃な値段でありながら、ADFが搭載されているのはうれしい。

スキャナのセンサーはCISで、光学解像度は1,200×2,400dpi。前モデル(2,400×2,400dpi)よりもスペックダウンしているが、一般的な利用には問題ない(写真左)。天面部分の原稿トレイを開くことで、ADFを利用できる(写真右)

A4普通紙なら最大20枚(写真左)、名刺やハガキなら最大10枚セット可能(写真右はちょっと分かりにくいが、名刺をセットしている)。A4サイズの原稿はUターンするようにトレイ側に排紙されるが、小さな原稿はカード排紙トレイから出てくる