東芝は19日、Windows 8.1 with Bing 32bit搭載の8型タブレット「dynabook Tab S68/NG」を発表した。7月に発表された「dynabook Tab S38/23M」(S38)の上位機という位置付けで、S38から複数の機能強化がなされている。発売は12月下旬。価格はオープンで、店頭予想価格は税別5万円台前半。

新たに、ワコムと共同開発した「アクティブ静電結合方式」を採用。専用の電磁誘導ペンを同梱し、ペン操作の挙動が改善。2,048段階の筆圧感知にも対応し、手書きでも細かい文字の入力が可能となっている。また、無線LANはS38のIEEE802.11b/g/nに加え、IEEE802.11aにも準拠。背面のWebカメラは約500万画素から、約800万画素に向上している。OSはS38と同等のWindows 8.1 with Bingを採用する。

主なソフトウェアとしては、ホワイトボードのメモや紙の資料を撮影後に補正・整形・テキスト化するアプリケーション「TruCapture V2」、デュアルマイクを採用した「TruRecorder」、手書きを活かしたノートアプリ「TruNote V2」、ノートPCのセカンドディスプレイとして利用できる「東芝スクリーンミラーリング for Windows PC/タブレット」などを搭載する。

センサーはGPS、電子コンパス、ジャイロ、加速度を搭載。通信機能は先述のIEEE802.11a/b/g/n無線LANのほか、Bluetooth 4.0も内蔵。インタフェースはmicro USB 2.0×1、ヘッドホン出力、microSDカードスロットなど。

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GBフラッシュメモリ、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが8.0型液晶(800×1,280ドット、タッチ対応)など。

本体サイズはW132×D210.7×H9.6mm、重量は約395g。バッテリ駆動時間は約7.5時間 (JEITA 2.0) / 約10時間 (JEITA 1.0)。Microsoft Office Home&Business 2013が付属する。

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