入門クラスにもかかわらず、FF最高品質でのプレイも問題なし

それでは、実際にGeForce GTX 750のパフォーマンスをチェックしてみよう。まず、従来のWindowsエクスペリエンス インデックスに相当するWindowsシステム評価ツール(WinSATコマンド)の実行結果だが、CPUとメモリが8.3、グラフィックスはデスクトップ・ゲームともに7.8と、かなり良好な値になっている。これまでの入門ゲーマークラスのグラフィックスカードでは、グラフィックスのスコアが7台の後半にまで届くことは考えられなかったので、確かな躍進が感じられる。

Windowsシステム評価ツール(WinSAT)
CPU 8.3
Memory 8.3
Graphics 7.8
Gaming 7.8
Disk 5.9

3DMarkや実際のゲームタイトルを利用したベンチマークでも、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」で最高品質・フルHD解像度に設定しても「とても快適」の水準に届いており、人気のゲームを高解像度でストレスなく楽しめる。もちろん、より上位のグラフィックスカードとは異なるレンジの性能のため、画面内にたくさんのキャラクターが集中した場合など、一時的にフレームレートの低下が感じられるシーンがないわけではないが、ゲームのプレイ自体にはほとんど影響はないだろう。従来、このクラスのグラフィックスカードではフルHDでのプレイは可能なものの、描画品質については調整の必要がある場合もあったが、ファイナルファンタジークラスであれば、最高品質でのプレイも十分ありといえるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」では、描画品質を最高にしても1280×720で「非常に快適」、フルHDで「とても快適」な水準のパフォーマンスを記録

3DMark Vantage
GPU SCORE
1280×720 23728
1920×1080 11882
3DMark 11
Performanceプリセット
3DMark Score P5016
Graphics Score 4629
Physics Score 9224
Combined Score 4753
3DMark 11
Extremeプリセット
3DMark Score X1563
Graphics Score 1389
Physics Score 9333
Combined Score 1895
BIOHAZARD 5 ベンチマーク
ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 168.1fps
1920×1080 124.1fps
BIOHAZARD 6 ベンチマーク 1280×720 9533
1920×1080 5540
ロストプラネット 2 ベンチマーク
テストタイプB(DirectX 11)
1280×720 74.7fps
1920×1080 54.0fps
ファイナルファンタジーXIV:
新生エオルゼア ベンチマーク
キャラクター編
1280×720
【高品質(デスクトップPC)】
11361
1920×1080
【高品質(デスクトップPC)】
6111
1280×720【最高品質】 10933
1920×1080【最高品質】 5950
モンスターハンター フロンティア
オンライン ベンチマーク 大討伐
1280×720 15809
1920×1080 8222
CINEBENCH R10 64bit Single CPU 7705
(1分54秒)
Multiple CPU 28771
(0分30秒)
CINEBENCH R11.5 OpenGL 73.35fps
CPU 8.13pts

予算に余裕がないがフルHDの解像度で、できるだけゲームを快適に楽しみたいというゲーマーはもちろん、4Kなどの高解像度ディスプレイを使用するため内蔵グラフィックス機能の描画性能では心もとない、というユーザーにも適した一台となっている。また、マウスコンピューターのGeForce GTX 750搭載デスクトップPCとしては、ミニタワー型の「LUV MACHINES LM-iG300X3」(販売価格89,800円・税別)も用意されている。拡張性よりも低価格を優先したいというユーザーにはこちらも良い選択肢となるだろう。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 MDV-GZ7400S
CPU インテル Core i7-4770
メモリ 16GB PC3-12800 DDR3
HDD 1TB SerialATAIII
チップセット インテル Z87 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 750
OS Windows 8.1 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×4(背面×4)
サイズ W190×D490×H410mm
ディスプレイ
価格 109,800円(税別)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2014/3/25(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。