リコーは9日、コピー/プリンタ/スキャナ/FAX機能を1台にまとめたジェルジェット方式のA4カラー複合機「RICOH SG 3120B SF」を発表した。このサイズの複合機ながら、標準でバッテリ駆動に対応している点が特徴。1月17日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は76,000円前後。

RICOH SG 3120B SF

2013年7月に発売された「RICOH SG 3120SF」の基本性能をそのままに、リチウムイオンバッテリを搭載したA4複合機。コピー/プリンタ/スキャナ/FAX機能を備え、電力が確保できない環境での稼働を可能にした。同梱のバッテリ(1本)で約1,000枚の連続プリントが行え、未使用状態で約17時間の待機状態を維持できる。

自動両面印刷に対応し、対応用紙サイズはA4サイズまで。給紙枚数は標準トレイに250枚と手差しトレイに100枚。オプションの増設トレイ(250枚)を追加すると、最大給紙枚数は850枚となる。排紙口にはLED照明、本体前面には電源供給が行えるUSBポートを持たせ、緊急時にスマートフォンなどを充電可能だ。電話回線が確保できれば、モジュラージャックからの電源供給で動作する外付け電話も使える。

そのほか主な仕様は、印刷方式がGELJETテクノロジー方式、印刷解像度が最大3,600×1,200dpi、インクがシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4色(各色192ノズル)。ウォームアップタイムは23秒、ファーストプリントタイムはモノクロ/カラーとも2.5秒、連続プリントはカラー/モノクロとも29枚/分。

スキャナの読み取りセンサーはCISで、解像度は最高600×600dpi。読み取り速度は、A4サイズ300dpiでカラーが11.5秒以下、モノクロが5.7秒以下。ADFにセットできる用紙枚数は35枚まで。ファーストコピータイムはモノクロで10秒、カラーで16秒。

インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB2.0。本体サイズはW399×D437×H330mm、重量は16kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2008 / 2012、Mac OS X 10.5以降。