スマートフォン/タブレットの連携機能をチェック

まず、無線LANルータがなくても、スマートフォン/タブレットとHP ENVY4500をワイヤレスで直結できる「ワイヤレスダイレクト」機能を備える。もちろん無線LANルータを使ってもよく、スマートフォン/タブレットからワイヤレス印刷を行う、基本的な仕組みは問題ない。

スマートフォンやタブレット向けのアプリとして、「HP ePrint」と「HP All-in-One Printer Remote」の2種類が無償で公開されている。HP ePrintは写真や文書印刷用のアプリで、HP All-in-One Printer Remoteはスキャン用のアプリだ。用途に応じて使い分けることになる。

iOS/Android向けの印刷用アプリ「HP ePrint」

端末内の写真をトリミングして印刷できるほか(写真左)、PDFやOffice文書を印刷したり(写真中央)、Webページを印刷したりできる(写真右)

iOS/Android向けのスキャン用アプリ「HP All-in-One Printer Remote」(写真左)。ワイヤレスで原稿をスキャンしたり(写真中央)、Dropboxへのアップロードが可能。端末のカメラ機能で撮影した文書の画像をを整形して、PDFとして保存することもできる(写真右)

また少々ややこしいのだが、HP ENVY4500本体に割り当てられたメールアドレスに向けて、印刷したいファイルを添付してメール送信することでプリントできる「HP ePrint」機能もある(HP ePrintは従来モデルも対応している)。HP ENVY4500の電源をオンにしておけば、外出先からも印刷可能だ。

さらに「HP ePrintCenter」と呼ばれるWebサービスを利用することで、「HP ePrint」用のメールアドレスを変更したり、本体メニューから操作するWebサービスの設定が行える。

WebブラウザからHP ENVY4500の設定が行える「HP ePrintCenter」(写真左)。本体メニューの「Printables」から利用できるWebサービスの登録、削除も可能だ(写真右)