――竜星さんには、美琴役・中村静香さんと共演された印象をお聞きしたいです。
竜星:とても大らかな方という印象です。僕のほうが年下なんですけど、そういうのを考えさせない雰囲気を作っていただきました。
坂本監督:癒し系というか、やわらかな感じのする人だったよね。
竜星:僕としては、もうちょっと絡みたかったですね。意外と、一緒にいるシーンが多くなかったんです。クライマックスではほとんど敵に捕まっていましたしね。
――美琴のステージ衣裳は、やはり坂本監督の好みが反映されているのでしょうか。
坂本監督:それはもう、もちろんです(笑)。
竜星:最初に美琴の衣裳を見たときは、キョウリュウジャーのメンバー全員がビックリしましたよ! 監督の好きそうな衣裳で仕上げたなあって(笑)。
坂本監督:最初は白のタイツで上がってきたんだけれど、やはりここはニーハイがいいなあ、とか意見を出させていただきました。
劇場で"荒れるぜ~、止めてみな!"
――映画で、ここは見どころ! という部分が特にありましたら、ぜひアピールをお願いします。
坂本監督:キョウリュウジャー6人のチームワークです。6人がいるからこそ事件が解決する話というのを意識しました。それは、今回のキーワードである「歌」にもかかっています。みんなで心を一つにして歌を歌い、それが奇跡を起こす。その発端は美琴とダイゴの関係にあり、仲間同士の友情、絆へと発展します。6人の関係性を観てほしいですね。実際、6人を見ていると楽しいんですよ。撮影の合間にみんなが集まって話しているのを見ているだけで、楽しい雰囲気が伝わってきます。それをうまく画面の中に収めて、みんなのいい部分を表現できればいいなと思っています。例えば、竜星のカッコいいアクションとかね。ふだんあんまり言わないけどさ(笑)。
竜星:今日は監督に褒められっぱなしで気分がいいなあ(笑)。
――竜星さんが今後のテレビシリーズで、チャレンジしてみたいことなんてありますか?
坂本監督:なんでも言ってよ!
竜星:じゃあ、馬に乗ってみたい!
坂本監督:馬か~! なるほど!
竜星:今までもけっこう泥臭く演じてきたつもりですけど、もっと泥臭いダイゴを演じてみたいんですよ。坂本監督の担当回はアクションが存分にできるので毎回楽しみにしています。そこの部分は変わらずに、もっともっと激しい動きをやっていきたいと思っています。
――最後に、これから映画をご覧になるファンの方たちに一言、お願いします。
坂本監督:全体としてキョウリュウジャーらしい映画になっていると思います。劇場へ来て、歌って踊って楽しく30分を過ごしてほしいですね。
竜星:最初っからドン! と見せ場が来て、見せ場、見せ場の連続であっという間に終わっちゃうみたいな、それだけいろいろなものを詰め込んだ映画になっています。30分間、一気に観てほしいですね。今回の映画は、今後のテレビの展開と重なってくるところがありますから、ぜひ映画を観てもらって、これからのテレビにも注目してほしいですね。劇場で、みんな大いに"荒れて"ください!
『劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド』と『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』は8月3日より全国公開。
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